藤田春香監督。声、石川由依、寿美菜子、悠木碧。暁佳奈原作の同名小説の映画化。2019年。
<ストーリー>
……大切なものを守るのと引き換えに僕は、僕の未来を売り払ったんだ。良家の子女のみが通うことを許される女学校。父親と「契約」を交わしたイザベラ・ヨークにとって、白椿が咲き誇る美しいこの場所は牢獄そのもので……。未来への希望や期待を失っていたイザベラの前に現れたのは、教育係として雇われたヴァイオレット・エヴァーガーデンだった。(amazonより転載)
<感想>
アメリカでも上映されたので観てきました。たった2日の上映で、席はあっという間に完売でした。TVアニメは全部観ています。
映像は文句なしの美しさでした。ストーリーは外伝だなあ、という感じで、OVAでも良かったような。ボロ泣きを覚悟していましたが、ちょっと泣けただけでした。盛り上がりに欠けるというか。
いちばん気になったのは、教育係という役柄。今までは小説の代筆など、書くことに限定されていましたが、ダンスやマナー?勉強も??ヴァイオレットってそこまで教養高かったでしょうか…素質はあると思いますが、少女兵だったのに…習った、ってことで受け入れるべき?あとテイラー。かなり良さそうな孤児院だったのに、何故、家出?シスター、優しそうでしたよね、字はそこで教えてくれなかったのかな。それとも障害が?酷い場所で、姉を慕って…なら分かるのですが、ほとんど覚えてないって言うし???なんか我儘勝手で、ちょっとモヤッとしました。
と重箱隅でしたが、期待が大きすぎただけで、十二分に良い映画でした。映像は見る価値ありありです。