石立太一監督。声、石川由依、浪川大輔、子安武人。暁佳奈原作の同名小説の映画化。2020年。
<ストーリー>
――あいしてるってなんですか?
かつて自分に愛を教え、
与えようとしてくれた、大切な人。
会いたくても会えない。
永遠に。
手を離してしまった、大切な大切な人。
代筆業に従事する彼女の名は、〈ヴァイオレット・エヴァーガーデン〉。
幼い頃から兵士として戦い、心を育む機会が与えられなかった彼女は、大切な上官〈ギルベルト・ブーゲンビリア〉が残した言葉が理解できなかった。
──心から、愛してる。
人々に深い傷を負わせた戦争が終結して数年。
新しい技術の開発によって生活は変わり、人々は前を向いて進んでいこうとしていた。
しかし、ヴァイオレットはどこかでギルベルトが生きていることを信じ、ただ彼を想う日々を過ごす。
──親愛なるギルベルト少佐。また今日も少佐のことを思い出してしまいました。
ヴァイオレットの強い願いは、静かに夜の闇に溶けていく。
ギルベルトの母親の月命日に、ヴァイオレットは彼の代わりを担うかのように花を手向けていた。ある日、彼の兄・ディートフリート大佐と鉢合わせる。ディートフリートは、ギルベルトのことはもう忘れるべきだと訴えるが、ヴァイオレットはまっすぐ答えるだけだった。「忘れることは、できません」と。
そんな折、ヴァイオレットへ依頼の電話がかかってくる。依頼人はユリスという少年。
一方、郵便社の倉庫で一通の宛先不明の手紙が見つかり……。”(amazonより転載)
<感想>
ようやく全米にて上映、公開は3/30から4/4となっていますが、大体は火水の1公演ずつ、英語字幕です。
冒頭と話の大筋は知っていたのですが、やはり泣けました。特に少年はズルイ、泣くの不可避でしょ。
少佐はちょっと頑な過ぎでした、社長だって怒ります、そこで兄さん登場な訳ですが。2人の少年期は可愛い&カッコ良かったなあ。
展開は王道(ちょっとメロドラマ)でしたが、演出と演技で泣かされます、上手い。
あと作画については、水の表現が突出して綺麗でした、雨、水溜り、海。