ジャウマ・コレット=セラ監督。ヴェラ・ファーミガ主演、イザベル・ファーマン、ピーター・サースガード。2009年。
<ストーリー>
楽しみにしていた3人目の子どもを死産してしまったケイト、ジョン・コールマン夫妻は、養子を迎えることを考えていた。孤児院で見付けたのは、一人離れて絵を描いていたエスターという少女。ロシアから来たという聡明な彼女を気に入った2人は、引き取ることを決めた。首と手首にいつもリボンを巻き、子どもらしくないワンピースを着るエスターを、長男のダニエルは疎ましく思うが、聴覚障害のある末娘のマックスは、すぐに手話を覚えて会話してきたエスターに懐いていく。しかし躊躇いなく鳩を殺し、気に入らないクラスメイトを突き飛ばして骨折させるなど、徐々にエスターの異常性が明らかになり…。
<感想>
この映画は出来が良いと聞いていたので、楽しみに観ました。かなりホラー映画王道の展開なのですが、秘密がとても納得出来て、これは怖いです。もう抜けられない、ケイト、災難。ジョンは良い人そうでしたが、アホ過ぎました。でも自業自得とはいえ、ちょっと可哀想だったかな。マックスはとても可愛らしくて、この子をこれ以上可哀想な状況にしないで、と思いました。恐ろしいエスターですが、演じた子役がまた素晴らしい。メイクのせいか、本当にそう見えました。非常によく出来た映画で、ゾッとしたい方にお勧めです。