GANTS

佐藤信介監督。二宮和也主演、松山ケンイチ、夏菜、吉高由里子。奥浩哉原作同名人気漫画の映画化。2011年。

GANTZ [Blu-ray]

<ストーリー>
就職先がなかなか決まらない大学生の玄野計は、ある日、地下鉄で小学校時代の幼馴染み、加藤勝を見かける。人違いかもと考えていたところ、目の前で人がホームから線路に落ち、それを助けようと加藤が線路に降りた。そして玄野を見付け、「計ちゃん、手伝って!」1度は無視しようとした玄野だが、加藤を助けようと手を伸ばす。しかしバランスを崩して落下、そこに電車が来て2人は轢かれ命を落としてしまう。…のはずだったが、気が付くと2人は黒い謎の球体の前に立っていた。マンションらしき部屋、周りには知らない人々。いったい何事かと怪しんでいたところ、目の前に裸の女性がプリントされるかのように現れた。彼女の名は岸本恵。そこで球体GANTSから音楽が鳴り、部屋の全員は異形の星人たちとの闘いを指示され、ある住宅街へと飛ばされてしまう。そこで事情を知っているらしき西という少年が、「これはTV番組で、星人をやっつければ大金が貰える」と言うのだが… …。

<感想>
娘がニノが出ているなら観たいと言うので、大した予備知識もなく借りて一緒に観ました。宇宙人と闘うらしき事だけ知っていたので、ヒーロー物かなと思っていたら、戦闘シーンが予想以上にエグくて、これは9歳の娘向きではなかった、と焦りました。(結局、戦闘シーンは目を瞑らせてやり過ごしました。)
それはさておき、設定、導入、映像、どれもワクワクさせる物で、引き込まれて観ました。原作ファンには不満の多い内容だったようですが、原作を知らない私は、普通に楽しめ、なかなか良かったと思います。玄野君が最初、オロオロしているだけなのはちょっとガッカリでしたが、最後は格好良かったのもグッド。ただ玄野君の感情の流れをもっとしっかり(家族関係ももっと踏み込んで)描いてくれたら、さらに納得できて良かったろうなと思います。ラストは謎を引っ張る形で、次も観るぞ、と思わされました。