山崎貴監督。 吉岡秀隆主演、堤真一、堀北真希、薬師丸ひろ子、小雪。同名漫画の映画化第3弾。2012年。
<ストーリー>
オリンピック開催に沸く昭和39年。ヒロミと結婚した茶川竜之介は、高校生になって芥川の希望通り東大を目指す淳之介と3人で楽しく暮らしていた。ヒロミのお腹には赤ちゃんがいて、今は居酒屋のおかみもしている。しかし順風満帆に見えても、実は連載の小説が新人作家の人気に脅かされ、心落ち着かないスランプの日々だった。一方、鈴木オートでは、住み込みで働く六子が密かな恋をしていた。相手は以前かかった医師で、朝、オシャレして偶然を装い挨拶をするだけの淡い恋。その様子を見ていた煙草屋のキンは…。
<感想>
今回のは原作とは離れた、映画オリジナルだそうで。もう定番過ぎるでしょ、と思いながら、しっかり泣かされました。特に芥川のお父さんの話、涙ボロボロです。しかし腑に落ちない点もいくつか。
(以下、ネタバレ含みます)
芥川のお父さんの下りがあった後でも、やっぱり淳之介は追い出されちゃうんでしょうか。しっかり育てると約束して引き取ったのに?まだ高校生ですよ?実子が生まれた後だけに、何か…体よく追い出しちゃったみたいな。これは納得できませんでした。あと六子の結婚。相手がどうもパッとしないのは置いても、ご両親が出てこないのは変じゃないですか?一応、台詞で突っ込みはありましたが、ここまで無視かあ、と思いました。
次作は多分、もう無いでしょうね…。