山崎貴監督。吉岡秀隆主演、堤真一、小雪、薬師丸ひろ子。2007年。
<ストーリー>
昭和34年、春。淳之介と暮らす茶川のもとに、川渕が連れ戻しにやってきた。「人並みの暮らしができないのなら、今度こそ連れて行く」と言う。一方、鈴木オートは、則文の親戚が事業に失敗したため、娘、美加をしばらく預かることに。しかし一平はお嬢さん育ちの美加と喧嘩ばかり。また、東大の同窓会に出掛け、傷心で引き返してきた茶川は、淳之介の担任から給食費を納めてくれるよう言われ驚く。米代のために淳之介は給食費を使っていたのだ。そして川渕に淳之介を手放すよう迫られ、茶川は諦めていた芥川賞に再び挑戦しようと決意する…。
<感想>
タイトル通り、続編です。
メインは茶川ですが、他にもいろいろな人の話が同時進行されています。そしてその1つ1つがどれもジンとさせてくれます。銀座の橋の上に高速道路ができるってのが結構好きでした。ホント、町はどんどん変わっていくのですよね。あと則文が酔っぱらって帰ってくるところ、前回の狐に化かされた先生みたく、この時代にはこういうこともあったのかな、みたいに思わせられます。芥川賞のエピソードは…痛かったです、悔しいけど川渕の言う通り。でもそれを皆が本を買っていて、読め、読めと言うのが良いですね。ヒロミが戻ってきて、淳之介の台詞には泣いちゃいました。ありがちなんですけど。
素敵な作品をありがとう、と素直に思います。