大友克洋監督。 声、岩田光央、佐々木望、小山茉美。同名漫画の映画化。1988年。
<ストーリー>
第3次世界大戦が勃発し、荒廃した2019年、東京湾上の新首都、ネオ東京。金田正太郎をリーダーとする暴走族の一団がハイウェイを疾走中、先頭にいた島鉄雄は、突然現れた奇妙な少年を避けきれず転倒する。少年と鉄雄はすぐに軍のヘリに収納され飛び去っるが、軍のラボで薬を投与された鉄雄に異変が起こり、超能力が目覚め始める。同時に、金田にずっとコンプレックスを抱いていた鉄雄の性格は、凶暴化していく。一方、金田は反政府ゲリラの少女ケイと竜に出会い、鉄雄の行方を追った…。
<感想>
世界に日本のアニメを知らしめるきっかけとなった作品。
かなり前にTVでやっていたのを録画し、しかしあろうことかラストが切れていたままずっと観れずにいた映画です。ようやく最初から最後まで観ることが出来ました。そして、全くストーリーを覚えていなかったのに驚きました。(AKIRAは金田だと思っていたくらい。)大友さんは1983年に『童夢』を読んで感動し、すごい人だとずっと思っていましたが、映画、やはり凄かったです。これが1988年の映画とは。映像の迫力、素晴らしいです。トラウマになりそうな表現力。ストーリーは、分かりやすく親切ではありませんでしたが、納得のできる物でした。でもストーリーよりも映像、でしょうね、この映画は。