おとうと

山田洋次監督。吉永小百合主演、笑福亭鶴瓶、蒼井優。2010年。

おとうと <通常版> [DVD]

<ストーリー>
結婚してすぐに夫を亡くし、東京の郊外で小さな薬局を営みながら、女手一つで一人娘の小春を育てた吟子。彼女には大阪で役者を夢み、何も成し遂げないまま年を重ねた弟、鉄郎がいた。吟子の夫の十三回忌の席で酔っ払って大暴れし、以来音信不通となっていた、そんな鼻つまみ者の鉄郎だが、名付け親となった姪の小春は可愛がっていて、小春の披露宴にひょっこり顔を出した。締め出そうとする親戚をとりなし、お酒は飲まないとの約束のもと、参加を許した吟子だが、鉄郎は酔っ払って大騒ぎ、披露宴を台無しにしてしまう。そしてこれがきっかけで結婚も破綻、吟子はあることも重なり、遂に鉄郎に絶縁宣言するのだが…。

<感想>
賢い姉とダメな弟、鶴瓶が上手に演じています。いやあ、こんな親戚がいたら、私も疎遠にしたいです。悪い人ではない…?いや、あることでは十分に悪人でしたね。お姉さんがキレたのも分かります。亡くなった旦那さんの台詞で、可哀想な人でもあると思ったのですが、やはりね、難しいです。そして最後はホスピス、思い切り泣きました。人の死が身近に感じられる歳になっちゃいました。どうしたらいいんだろう。どうにかならないかな。そんな思いがずっとぐるぐるしていました。
中居くんが出ていたことにビックリ。戻して観直したら、確かに中居くんでした!台詞もあって、ちゃんと見たのに。いやあ、気付かないものですね。