モルテン・ティルドゥム監督。アクセル・ヘニー主演、ニコライ・コスター=ワルドー、シヌーヴ・マコディ・ルンド。ノルウェー映画。2011年。
<ストーリー>
ノルウェーで最も成功しているヘッドハンターの1人であるロジャー・ブラウンは、身長が低いことと冴えないルックスにコンプレックスはあるものの、誰もが羨む美人の妻と、素晴らしい住居を持っている。しかし、その豪勢な暮らしを維持するために、美術品を盗んではお金に換えているという裏の顔を持っていた。そんなある日、ロジャーは元エリート軍人で、電子機器で成功を収めているクラス・グレブと出会う。彼は高価な絵画を所有しているらしい。最後の大仕事としてその絵画を標的に決めたロジャーは、クラスの家に忍び込むが、そこで予想をしなかった物を発見し、人生最悪の危機に直面することとなる…。
<感想>
随分と前に予告を観て、楽しみにしていました。観終わって思ったこと…、エグイシーンが意外に多い!ブラックユーモア的なのですが、ノルウェーの映画ってこんななんだ〜、と驚きました。ハリウッドがリメイクを決めているそうですが、確かにハリウッド映画っぽいです。かなりのアクション、サスペンス。前半はロジャーがとことん追いつめられますが、後半からの切り返しが素晴らしく、?と思う点はあるものの、見事なラストとなりました。子どもには見せられないシーンが多いため、好き嫌いは分かれると思いますが、良く出来た映画だと思います。
個人的には、挿入歌となっているWeathervaneを聴くのを楽しみにしていたのですが、フルで流れずにエンドクレジットが終わってしまったのが、残念でした。短すぎ…アメリカ映画だったら、2〜3曲は流れるのにね。