アダム・シャンクマン監督。ニッキー・ブロンスキー主演、ジョン・トラヴォルタ、クリストファー・ウォーケン、ミシェル・ファイファー、クイーン・ラティファ。
<ストーリー>
ボルチモアに住む高校生のトレーシーは、ダンスとオシャレが大好きな女の子。体はビッグサイズでも気にしない。親友のベニーと「コーニー・コリンズ・ショー」を観ながら踊るのが楽しみで、夢はこの番組のレギュラーになって憧れのリンクと踊ること。そんなある日、レギュラーになれるオーディションが開催されることを知り、大興奮。同じくビッグサイズの母親エドナは反対したけれど、父親のウィルバーに応援され、参加を決めた。しかしレギュラーの中心の女の子、アンバーの母親で番組を仕切っているベルマに体よく追い払われてしまう。一度は諦め掛けたトレイシーだが、高校のダンスパーティでコーニー・コリンズの目にとまり、何とレギュラーに大抜擢。あっと言う間に人気者となり、リンクとも仲良くなる。しかしそれを面白く思わないアンバーと母親は…。
<感想>
久し振りに観たミュージカル映画。やはり踊りがあると楽しいですね。トラヴォルタが女装するということで有名な映画かと思いますが、何故にトラヴォルタ?別に他の人でも良かったのでは?と思ったら、これは『ヘアスプレー』という作品の伝統で、エドナ役は男性がやるものだそうです。なるほど、納得。男性と知っていると、クリストファー・ウォーケンとのラブラブダンスシーンもさらにおかしい訳で、上手い配役だなと思いました。クイーン・ラティファもさすがの迫力だし、ミシェル・ファイファーもはまり役。若者達は誰も知らない人ばかりでしたが、当時の雰囲気があってとても良かったと思います。
新人のニッキー・ブロンスキー、あの体で踊る、踊る。ニコニコ笑顔が可愛いです。でもラストで圧巻のダンスを披露するのかと思いきや、かなり控えめだったのが残念でした。あの子を優勝者にする、という展開は分かるのですが、やはり納得のダンスを披露して欲しかったです。
素直に楽しめる映画、ストレス発散に良いかも知れません。