クエンティン・タランティーノ監督。サミュエル・L・ジャクソン主演、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、ウォルトン・ゴギンズ。2015年。
<ストーリー>
第1章「レッドロックへの最後の駅馬車」
南北戦争終結から数年後の冬、猛吹雪が迫るワイオミング州の山中。
レッドロックの町へ3体の遺体を運ぶ途中、立ち往生してしまった黒人の賞金稼ぎで元北軍少佐のマーキス・ウォーレンは、通りかかった駅馬車を止める。同乗を求めるウォーレンに、御者のO.B.ジャクソンは「依頼主の許可を取ればいい」と答える。依頼主は、標的を生きたまま引き渡すことから「首吊り人」と呼ばれている賞金稼ぎジョン・ルースであり、彼は1万ドルの賞金首デイジー・ドメルグをレッドロックへ連れて行く途中であった。
ルースはデイジーの仲間が彼女を取り戻そうとするのではないかと警戒しており、最初はウォーレンを疑うが、彼と面識があることを思い出す。しかし、今度は商売敵としてデイジーを横取りされることを懸念するも、ウォーレンは「自分は8000ドルの稼ぎであり、わざわざ横取りしない」と答える。ルースは、ウォーレンの武器を没収した上で同乗を許す。
動き出した馬車の中、ルースはウォーレンに、前のようにリンカーンからの手紙を見せて欲しいと頼む。ウォーレンはリンカーンと文通していたといい、今も大事に彼からの手紙を持ち歩いていた。改めて手紙を拝見し感嘆するルースだったが、デイジーが手紙に唾を吐いたため、ウォーレンは咄嗟に彼女を殴りつけて馬車から落とし、手錠に繋がれたルースも一緒に落ちてしまうのだった。
第2章「ロクデナシ野郎」
落ちたルースらを拾うため停車した馬車に向かって来る男が現われる。その男もまた馬車に同乗したいと申し出るが、顔を見たルースは、彼が悪名高き「マニックス略奪団」の団長の末子クリス・マニックスだと気づく。マニックスは「レッドロックの新任保安官として町に向かう途中だ」と言うが、着任前のためバッジもなく、真偽を疑われる。しかしマニックスは、「自分を放置すれば保安官殺しで縛り首になるだろう」と主張する。ルースはマニックスの同乗をしぶしぶ認め、その代わりウォーレンに銃を返し、彼を牽制する。
走り出した馬車の中、ウォーレンのことを知っていたマニックスは彼のことを話し始める。ウォーレンは確かに北軍の騎兵隊で戦功を挙げた人物だったが、南北戦争中に捕虜となった際、脱出のために他の捕虜達を結果として焼き殺してしまい、卑怯者として除隊させられたのだという。さらにマニックスは略奪団を肯定し、黒人に侮蔑の言葉を投げるが、ウォーレンから銃を突きつけられ押し黙る。
第3章「ミニーの紳士服飾店」
猛吹雪が迫る中、ルースたちは道中の「ミニーの紳士服飾店」で嵐をやり過ごすため停車する。店主のミニーは留守で、留守を任されたというメキシコ人のボブが彼らを迎え入れる…。(Wikipediaより転載)
<感想>
167分と長い映画です。でも、犯人は誰なのか、誰が嘘を付いているのか、最後はどうなるのかと、気になり、飽きずに見れました。胸糞悪い内容でしたが…。当時の雰囲気がよく出ていて良かったです。南北戦争の後って、こんなだったんだろうな〜。