THE TERMINAL  ターミナル

スティーヴン・スピルバーグ監督。トム・ハンクス主演、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、スタンリー・トゥッチ。

ターミナル (字幕版)

<ストーリー>
東欧のクラコウジアからニューヨークに観光に来たビクター・ナボルスキーは、入国審査で職員に呼び止められ、別室に送られる。実は渡航中に祖国でクーデターが起こり、事実上消滅、パスポートもビザも無効になっていたのだ。しかし英語が片言しか分からないビクターには、何が何やら分からない。言われるままターミナルに戻された彼は、TVのニュース放送で祖国の現状を知り涙する。アメリカに入国できない、祖国にも帰れない、ビクターのターミナル生活が始まった。最初はお金も無く食べるものにも困っていたが、やがて仕事や友人を得て…。

<感想>
観よう、観ようと思いつつ、なかなか観れなかった映画です。え、これってあり得ないでしょ、というシーン多々ですが、それを気にせず、スピルバーグマジック?ある種のファンタジー映画と思って観れれば、とても感動できると思います。
まず最初の言葉の分からない、お金の全くないビクターは、ある種コメディで笑えました。でも彼の人という魅力が周りを惹き付けていき、いつしかファミリーのような存在になるところはハートウォーミング。ここら辺で「え〜?」と思ってしまうと、もう映画にはまれないかも知れません。アメリアの存在は必要だったのかな?と思いましたが、キャサリンが美しかったのでOKとします。彼女とのラストには「はぁ〜」でしたけど。私が好きだったのは、やはり缶の中身のエピソードです。ありきたりかも知れませんが、泣けました。