ジェームズ・キャメロン監督。サム・ワーシントン主演、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー、スティーヴン・ラング。2009年。
<ストーリー>
22世紀。戦争で負傷し下半身不随となった元兵士ジェイク・サリーは、亡くなった双子の兄弟の代わりにアバター・プロジェクトに参加するため、衛星パンドラにやってきた。パンドラには3メートルの身長、皮膚が青く、尻尾のあるナヴィという先住民がいて、自然と調和した生活を送っている。ナヴィが住んでいる大木の下には、莫大な利益をもたらす鉱物が埋まっていて、人間達はこれを採掘したいと考えていた。酸素のないパンドラでは人間は呼吸ができないため、遺伝子操作でナヴィと同じ体を作り、人間の意識のみを連結するアバターが作り出された。ジェイクはアバターで再び自由に動き回る体を得る。しかしジャングルの中で迷子になり、危ないところをナヴィの女性ネイティリが助けられた。ジェイクはナヴィの元で生活して彼らの信頼を得ながら、鉱物採掘のため、交渉することを迫られる…。
<感想>
構想14年、製作に4年以上という大作です。まさに映像革命、でした。実はジェイクがネイティリに出会う辺りまでは、ちょっと飽きて寝そうになってしまったのですが、パンドラの星の美しさに魅せられてからは、もう目が離せませんでした。今までの3Dは飛び出すことがメインでしたが、これからは映像の中に入ることがメインになりそうです。自分がそこにいるような、本当に素晴らしい映像でした。パンドラ、綺麗です。宮崎駿の『天空の城ラピュタ』を思い出すデザインがありました。
ストーリーは単純でよくあるものです。私はネイティブ・アメリカンを思い出していました。圧倒的な力の元、屈するしかない…。その後の展開は『風の谷のナウシカ』?星の生き物が一体化するのは、やはり感動しました。
傑作です。映画館で観るべき一作です。