X-MEN ORIGINS: WOLVERINE  ウルヴァリン:X-MEN ZERO

ギャヴィン・フッド監督。ヒュー・ジャックマン主演、リーヴ・シュレイバー、リン・コリンズ、ダニー・ヒューストン。2009年。

ウルヴァリン:X-MEN ZERO (字幕版)

<ストーリー>
1845年、カナダ。少年だったローガンは父親が殺害されるのを目撃し、ミュータントの能力が覚醒、相手を刺殺した。しかし彼は死ぬ間際、自分こそがローガンの父親だと語る。家を飛び出したローガンの後を追ってきた兄のビクター。2人は150年以上に渡り、兵士として南北戦争、第一次、第二次世界大戦、ベトナム戦争を驚異的な肉体再生能力と戦闘能力で生き延びていた。2人はある事で銃殺処刑になるが、もちろん無傷だ。そこへ現れたのが軍人のストライカー。彼はミュータントを集めた特殊部隊、チームXへの参加を求める。2人はチームに加わるが、ローガンはその非道な行いに反発し、ビクター達を置いてチームを去る。6年後、ローガンはカナダの山奥で、恋人の女性教師ケイラと幸せな日々を送っていた。そこへストライカーが現れ、チームを脱退したビクターがかつての仲間を殺していると警告する。その言葉通り、ビクターはケイラを殺害、戦いに挑んだローガンも重症を負った。ストライカーはビクターを倒すため、超金属アダマンチウムを移植し、最強の戦士になることを提案する。ローガンは改造手術に同意し、これからはウルヴァリンと名乗ると伝え、想像を絶する苦痛の手術を受けるが…。

<感想>
まーたX-MENかあ、と期待しないで観ましたが、アクションシーンはさすがの出来、脚本は捻りがあって予想外に面白かったです。よくこれだけ色々な能力を考えつく物です。
ウルヴァリンにあんなお兄さんがいたとは!強い、強い。2人の最後のシーンがなかなか良かったです。これは続編決まりですね。チームXのメンバーが、結構間抜けだったりしたのも笑えました。意外に良い人ね、みたいな。悪人だけど間抜けってのもいましたけど。
格好良かったのがガンビット。出番は少ないのにキメてくれます。「You miss me」だっけかな、には、うわ〜と思っちゃいました。動きも綺麗だし、また出て欲しいです。
弱気なサイクロップス登場も好きでした。ラストは、え、何であんたがここに?という方がいましたが、何か布石があったのでしょうか。でも良いです、深く突っ込まずにこの世界を楽しむ、それがX-MENでしょう。