TINKER TAILOR SOLDIER SPY  裏切りのサーカス

トーマス・アルフレッドソン監督。ゲイリー・オールドマン主演、コリン・ファース、トム・ハーディ。ジョン・ル・カレ原作のスパイ小説の映画化。2011年。

裏切りのサーカス (字幕版)

<ストーリー>
70年代前半。英国諜報部サーカスのリーダーであるコントロールは、5人のサーカス幹部の中にソ連の2重スパイ「もぐら」がいると知る。ハンガリーの将軍がその名前と引き替えに亡命を要求。コントロールは工作員をブタペストへ送り込むが、工作員は撃たれて作戦は失敗、責任を問われたコントロールは、ジョージ・スマイリーと共にサーカスを去った。新リーダーのパーシー・アレリンは、ビル・ネイドン、ロイ・ブランド、トビー・エスタヘイスを率い、ソ連の新しい情報源と手を組んだ「ウィッチクラフト作戦」で成果を上げる。一方、コントロールは謎の死を遂げ、スマイリーは妻に出て行かれ、対称的な毎日を送っていた。そんなある日、レイコン次官に呼び出されたスマイリーは、4人の幹部の中に潜む「もぐら」を捜し出せという極秘命令を下される。スマイリーはサーカスのピーター・ギラムと組み、作戦室を開いた。そんな折り、イスタンブールで東側に寝返ったと思われていたリッキー・ターが帰国、スマイリーに助けを求めてきた。リッキーは東側のイリーナと恋に落ち、亡命を望む彼女が交換条件として提示していたのが「もぐら」の情報だったのだ…。

<感想>
ゲイリー・オールドマンが初アカデミー賞ノミネートのこの作品、観ないわけにはいかないでしょう。と早速DVDを借りたのですが、こういうスパイ物は結構苦手でした。部分、部分、エピソードで惹かれたところもあるのですが、コードネームも含め、誰が誰だかを把握するまでにかなりの労力を必要としてしまい…しっかりと掴めないままラストになってしまいました。もう1度観たら、もっとよく理解出来るかな。でも、そんな気力は、ありません。オールドマンの演技は、今までノミネートされてないのに、この作品でされるのがよく分かる!…とはいきませんでした。次に期待。映画の雰囲気は、非常に良いです。本物みたいにも感じました。でもって「もぐら」、だいたい想像ついちゃいますよね?