あの夏のルカ  LUCA

エンリコ・カサローザ監督。声、ジェイコブ・トレンブレイ、ジャック・ディラン・グレイザー。ピクサー制作のコンピュータアニメーション・サマー・ファンタジー・アドベンチャー映画。2021年。

あの夏のルカ

<ストーリー>
本作の舞台は、1950年代の北イタリアの港町ポルトロッソ。そこの住民たちは海に住むシー・モンスターを恐れており、一方のシー・モンスターたちも人間を恐れていた。そして、2つの世界は海面で隔てられ、決して交わることはなかった。
そんなシー・モンスターの少年ルカ・パグーロは、海底に沈んでいる人間のものに興味を持ち、人間の世界への好奇心を止められずにいた。そしてある夏の日、人間の世界を知る同じくシー・モンスターのアルベルト・スコルファノと出会った彼は、シー・モンスターの掟を破り彼と共に陸に足を踏み入れる。身体が乾くと人間の姿になるという性質を持つ彼らは、少しでも水に濡れると元の姿になってしまうため、この秘密を人間に知られる恐怖心を抱く。
ルカは人間の世界にある「ベスパ」という乗り物に心惹かれ、様々な材料を用いてそれを手作りするが、そのことを母親ダニエラと父親ロレンツォに知られてしまい、夏の間叔父と共に深海で過ごすように言われる。そこでルカとアルベルトは、本物のベスパを手に入れるべくポルトロッソへ行く。そこでは年に1度、トライアスロン形式の催し物があり、優勝者には多額の賞金が贈られるという。2人はその賞金でベスパを購入することを決意するが、毎年そのレースを連覇しているエルコレ・ヴィスコンティという不良が登場。ルカとアルベルトが彼に目をつけられていたところを、ジュリア・マルコヴァルドという少女に助けられる。ルカ、アルベルト、ジュリアの3人は協力してレースで優勝することを目指す。ジュリアは、寝泊まりをする場所がないルカとアルベルトを、彼女の父親で漁師であるマッシモを手伝うことを条件に家に泊めてくれることにする。
一方、姿を消したルカを心配したダニエラとロレンツォは、恐る恐るポルトロッソへ足を踏み入れ彼を探し始める。そして、ジュリアは毎年夏の間だけポルトロッソで過ごし、普段はジェノヴァの学校に通っていることをルカに打ち明ける。その話を聞いたルカは、「学校」に興味を持ち始めるのだった。レースの練習に打ち込む3人だったが、ある時ルカとアルベルトは些事で喧嘩をしてしまい、それが原因でジュリアに彼らの本来のシー・モンスターの姿を見られてしまうという事態が起こる。そんな中迎えたレース当日、レースに熱中するルカたちだったが運悪く雨が降り始め、案の定シー・モンスターの姿に戻ってしまったルカとアルベルト。しかし、偶然にもルカたちはレースで優勝を果たす。それを見た住民たちはシー・モンスターへの誤解を解き、打ち解け始める。
夏も終わり、ジュリアがジェノヴァに戻る日がやって来るが、アルベルトはルカのためにレースの賞金で購入したベスパを売り払いそのお金でジェノヴァ行きの切符を手に入れていた。マッシモと暮らすことになったアルベルトや両親と別れたルカは、ジュリアと共に汽車で学校へと旅立つのであった。
エンドロールでは、ルカやアルベルトのその後が描かれている。また、エンドロール終了後には深海に住むルカの叔父ウーゴが視聴者に向けて愚痴をこぼす所で映画は幕を閉じる。(Wikipediaより転載)

<感想>
Disney+退会する前に急いで観た映画です。映像凄い、海が実写みたい。お話もさすがピクサー、しっかり盛り上げてくれました。