ジョナサン・グレイザー監督。スカーレット・ヨハンソン主演、ジェレミー・マクウィリアムス、クリシュトフ・ハーディック、アダム・ピアソン。2014年。
<ストーリー>
冬のスコットランド。白いヴァンに乗った女は、ひとりで歩いている男に次々と声をかける。彼女と親密な雰囲気になった男たちは家に招かれるが、彼女の後ろをついていくと、彼らは暗闇の中で黒い液体のなかに沈みこみ、皮膚だけしか残らなくなる。
顔に腫瘍をもつ男が、女に声をかけられる。人付き合いを避けている彼は、女性と付き合ったことがないという。女は男を家に招き入れるが、結局、彼を逃がすことにする。彼は、裸のままで自宅に着いたところを、バイクの男に襲われる。
田舎のレストランに来た女は、注文したケーキを吐き出してしまい、周りの客に怪しまれる。帰り道、雨の中を歩く彼女に、バス停に立っていた男が声をかける。彼は紳士的に彼女を家に招く。やがて2人はベッドに入るが、彼女が自らの性器に異常を感じたことによって、性交は中断される。
女は森の中をさまよい歩いている。途中、森小屋で眠りに落ちた彼女は、森林作業員の男に触れられて、目を覚ます。男は、必死に逃げようとする女をつかまえて、乱暴しようと地面に押し倒す。女の衣服を脱がそうとした男は、彼女の剥ぎ取られた皮膚の下には黒い生命体がいると気づき、逃げ去る。女が自らの皮膚を全て剥ぎ取ると、その黒い存在があらわになる。すると、そこへ森林作業員の男がガソリンを手に戻ってきて、彼女に火をつける。女は灰となり煙となって、雪の降る空に消えていく。 (Wikipediaより転載)
<感想>
前衛芸術的なSF映画です。台詞はほとんどなく、たんたんと進みます。何か大きな変化が起こるかと期待して観ていましたが、ほんの少しずつで、最後も静かな感じで終わってしまいました。うーん、綺麗でしたが、つまらないかなー。また観たいとは思いませんでした。賛否分かれそうな映画です。大否定はしませんが、肯定も積極的にしたくない感じでした。