バブル

荒木哲郎監督。声、 志尊淳、りりあ。、宮野真守。WIT STUDIO制作のオリジナルアニメ。2022年。

バブル

<ストーリー>
ある日、世界中に泡が降った。異常現象が解明されず世界が混乱する中、東京タワーで謎の大爆発が発生。それを機に世界の降泡現象は止まるものの東京は巨大なドーム状の泡に包まれ、その中でのみ泡は降り続け、東京はやがて水没、都市機能を失った。泡は降りやんだものの冠水した東京は立ち入り禁止区域となり、人々は泡の外へ移住せざるをえなくなったが、大爆発に伴う災害で親を失った孤児など一部の事情ある人々が廃墟となった東京に住み着いた。そしていつしか東京バトルクールと呼ばれるパルクールの大会が少年たちにより行われるようになった。
ヒビキも東京バトルクールに参加するチームの一員である。チームメイトとはやや距離をとりつつも実力は充分なため活躍し、それなりにやっている。ある日大会後の祝勝会が行われる中ヒビキは「謎の音」を耳にし、発信源である東京タワーへ向かう。重力磁場が激しく不安定で崩壊寸前のタワーをパルクールで登り、タワーの中間地点まで登りかけたその時、ヒビキはタワーの展望台から外を眺める人影を見つける。が、ヒビキは展望台には達せられず海へ落ち、重力異常で発生した渦(アリ地獄)により水底に引きずり込まれてしまう。激流に流されてきた電車に引っかかり、水面に上がれず溺れるヒビキの目に少女の姿が映る。泡に包まれた少女の足は魚のヒレのように見え、まるで人魚のようだった。突然現れた謎の少女に救われたヒビキは探しにきたシンの船で少女と共にチームの拠点、廃棄船「令洋」に戻った。
謎の少女は当初猫のように四つん這いで走り回ったり、熱湯に手を突っ込んだり、常識を持ち合わせていないかのような行動をし、令洋に身を寄せるメンバーを困惑させるが、ヒビキにウタという名前を付けてもらったり、共同生活をしていったりする中で徐々に普通の少女らしい振る舞いになり、また恐るべきスピードでマコトの蔵書の情報を吸収していく。
パルクールの練習、配達の仕事等いつもの日々を過ごすものの、無垢に真っ直ぐな好意を向けるウタの存在によりヒビキにも変化が表れていた。距離をとっていたチームメイトとも距離が縮まり、ウタに自分の過去の辛い記憶を語ることができるようになったヒビキ。辛い記憶の中に残る不思議な旋律の話をするとウタがその旋律を口にする。自分にしか聞こえていないと思っていたものを共有できる相手を見つけたことでより二人の絆は深まっていった。
高性能ブーツを使用するアンダーテイカ―戦で苦戦をするもののヒビキとウタのコンビネーションで勝利するブルーブレイズ。しかし、その戦いの終盤ヒビキの手を取ったウタの左手は泡となり消え去っていた。ヒビキ救出時にわかっていたことだが、なぜかウタはヒビキに触れると触れたところから泡になってしまうのだった。勝利を喜びヒビキをハグするマコトを見て、ウタは失った左手を隠しつつ目を伏せた。祝勝会で盛り上がる中、ウタが一人ヒビキの秘密の隠れ家に立ち尽くしているとヒビキが現れ、ウタが気に入っていた貝殻をネックレスにしたものをプレゼントし感謝と好意を告げる。直後東京を再び降泡現象が襲う。かつて東京を水没させたのと同様の現象に何が起きているのか察したウタはタワーを目指す。追おうとしたヒビキは泡に阻まれ海に落ち、「令洋」に救助される。空も海も荒れ狂い翻弄される「令洋」の中で、タワーにいるウタを助けに行くために力を貸してほしいというヒビキの願いを受け、ブルーブレイズはチーム一丸となってタワーを目指す。(Wikipediaより転載)

<感想>
印象に残ったのは作画と音楽、話は余り思い出せません。Vivyの超作画(止め絵)と進撃の動き、Witさん流石!声優さん使って下さい、ぶっきら棒な役とはいえ、気になりました。壮大なテーマは分かったし、クライマックスでは泣けました。でも過度な期待はしないで観るのが良いかも。