赤ずきん  RED RIDING HOOD

キャサリン・ハードウィック監督。アマンダ・サイフリッド主演、ゲイリー・オールドマン、シャイロー・フェルナンデス、マックス・アイアンズ、ビリー・バーク、ジュリー・クリスティ。2011年。

赤ずきん (字幕版)

<ストーリー>
ある村に住む、若く美しいヴァレリーは、木こりのピーターと愛し合っていた。しかしヴァレリーの両親は、裕福な鍛冶屋の息子、ヘンリーとの婚約を決めてしまう。ヴァレリーはピーターと駆け落ちしようと計画するが、ヴァレリーの姉ルーシーがオオカミに襲われ殺されたと知り、計画は頓挫する。村人は毎月オオカミに動物を捧げていたのに、ルーシーは愛するヘンリーと妹の婚約を知り、危険を冒したのだ。村の男達は復讐のため、山に入り、灰色オオカミを殺した。この時、ヘンリーの父親エイドリアンが犠牲になった。ヴァレリーは、母親から、姉が彼の娘であり、ヘンリーと血の繋がっていることを教えられる。村中がお祝いムードの中に現れたのは、魔物ハンターで有名なソロモン神父。彼は本当の犯人は灰色オオカミではなく、満月の夜にオオカミに変身する人狼で、この村人の中にいると宣言する…。

<感想>
『トワイライト〜初恋〜』の監督さんだと聞いていたせいでしょうか。2人の男が主人公を取り合う、人狼…どうしてもトワイライトを思い出してしまいます。こういうのが今の流行りなんでしょうか、異形なる者との恋というのが。私は心優しそうなヘンリーが好きでしたが、ワイルドなピーターの方が好きな人も多いでしょうね。
さて、今作品ですが、人狼は誰か?という謎解きがメインの一つとしてあり、私もこれを楽しみに観ていました。結果、最後まで分かりませんでした。なるほど、そう来たか〜。すぐ分からないと言うのは、映画としては成功しているのでしょう。村の雰囲気もよく出ていて良かったです、いかにも怪しげ。この時代に生まれていなくて良かったと思いました。残念だったのはソロモン神父。せっかくのゲイリー・オールドマンなのに、何とも中途半端でした。
雰囲気、謎解きと、まあまあ楽しめる映画だったと思います。また観ることはないかも知れませんけど。