REGRESSION  リグレッション

アレハンドロ・アメナーバル監督。イーサン・ホーク主演、エマ・ワトソン、デヴィッド・シューリス、ロテール・ブリュトー。2015年。

リグレッション

<ストーリー>
1990年のミネソタ州、ブルース・ケナー刑事は虐待事件の捜査に当たっていた。加害者のジョン・グレイは17歳の娘(アンジェラ)を虐待した容疑で告発されており、本人も容疑を認めていたが、グレイには娘を虐待した記憶がないという奇怪な事件であった。ケネス・レインズ教授の協力を得て、捜査チームがグレイに回復記憶療法による治療を受けさせたところ、事件にジョージ・ネスビット刑事が関与している可能性が浮上してきた。捜査チームはネスビットを調べ上げたが、事件への関与を示す確たる証拠は出てこなかった。その後、捜査チームはアンジェラの証言から悪魔崇拝カルトが事件に関与しているのではないかと疑い始めた。
ケナーとレインズはアンジェラの兄(ロイ)の元へ行き、何故実家を離れることになったのかを尋ねた。ロイも記憶があやふやだったため、レインズが退行療法を施したところ、ロイは子供の頃に自室に入ってきたフードを被った人間の存在を思い出した。2人はその人物がロイの祖母(ローズ)ではないかと疑うが、彼女が虐待に関与した証拠を発見できなかった。
その後、ケナーは悪魔崇拝カルトの儀式に巻き込まれるという悪夢に苛まれるようになった。それを知ったアンジェラは「私の腕に悪魔の紋章が浮かび上がったという理由で、カルトは私を殺そうとした。貴方も危ない状況にある。母さんが亡くなる間際にも怪現象が相次いだから。」とケナーに告げた。恐るべきことに、ケナーはアンジェラの母親に起きたものと同様の出来事に遭遇するようになったのである。(Wikipediaより転載)

<感想>
エマ・ワトソンが出ていたので観ました。雰囲気は良かったですが、お話的にはいまいちでした。
(以下、ネタバレ含みます)
こういうお話だと、ついつい娘は本当のことを言っている、悪魔崇拝カルトは本当にあると思ってしまいますが、全部娘の狂言だったとは。退行療法って信じられるようで、実はかなり適当な物だったのですね。今は採用されていないということで良かったです。父親は罪を被った訳ですが、なんかやるせないです。当時はこういうこと、結構あったのかも知れませんね。