トッド・フィールド監督。ケイト・ウィンスレット主演、 パトリック・ウィルソン、ジャッキー・アール・ヘイリー、ジェニファー・コネリー。トム・ペロッタ原作のベストセラー小説の映画化。
<ストーリー>
ボストン郊外。引っ越してきたばかりのサラ・ピアースは、3歳の娘を連れて公園通いをしているけれど、なかなかママ友達に馴染めない。そこへ現れたのが、息子を連れた若いパパ。ママ友達から「プロム・キング」と呼ばれる彼の名は、ブラッド・アダムソン、司法試験を目指して勉強中、妻はドキュメンタリー作家として成功している。サラは、ママ友達への当てつけでブラッドにハグを頼むと、彼はキスまでしたから大騒ぎ。ママ友達は逃げるように去っていった。一方、子供への性犯罪で服役していたロニー・マゴーヴィーが戻ってきた。元警官のラリーは、ロニーのビラを作って配り、ロニーとその母親の自宅に嫌がらせを始める。ブラッドはラリーの友人で、図書館で勉強するはずが、誘われるまま警官達の夜のフットボールに参加することになった。そしてサラは、ネットでパンティを被って一人Hする夫に見切りを付け、ブラッドへとのめり込み始まる。赤い水着を新調し、お互い子連れだが、毎日プールでの逢瀬を続ける2人。そんな2人が一線を越えるのは時間の問題だった…。
<感想>
サラの行動は、観る人の状況によって大きく感想が変わるかなと思いました。彼女の気持ちも分かるんです。でも、現在の私は否定派。何しているんだか、と思いました。ブラッドも格好良く見えるけれど、実際は司法試験の辛さから逃げるばかりのダメ男…これまた、気持ちは分かるんですけどね。というわけで、この2人よりも、ロニーとラリーのエピソードの方が気になりました。特にロニーのお母さんからの手紙には泣けました。途中、どんなとんでもない悲劇に転ぶかとドキドキしましたが、どれも無難な着地、だった気がします。なかなか面白い映画でした。