BURIED  [リミット]

ロドリゴ・コルテス監督。ライアン・レイノルズ主演。2010年。

[リミット] (字幕版)

<ストーリー>
アメリカ人のトラック運転手、ポール・コンロイは、イラクでの仕事中に突然、何者かに襲われた。目が覚めると真っ暗で息苦しい。何とそこは、地中に埋められた棺の中だったのだ。ライターを見付けたポールは、必死に灯りを点し、パニックになって叫ぶが、もちろん誰も助けに来てはくれない。その時、足下で携帯電話の鳴る音がした。必死で手にした携帯電話で、ポールは家族に、アメリカに、助けを求めるが…。

<感想>
小さな携帯電話画面の映像以外、本当にライアン・レイノルズしか出てきません。90分間、ず〜っと棺の中の彼だけ。この狭い空間の中で、やることと言えば主に電話をかけること。これで如何に飽きさせずにラストまで持っていくか…うん、まあまあ成功していたと思います。途中、ヘビが出てきた時は、あら?って感じでしたけど。家族と話すシーンでは涙、涙だし。
(以下、ネタバレ含みます)
最後、昂揚から一気にトーンダウンした電話の相手の言葉に凹みます。そこまでの盛り上げ方が良かった。あれが描きたかったのかな。でもね、ポール、黙って埋められてないで、逃げる努力をしても良かったんじゃないでしょうか。声が聞こえるくらい浅いようだし、入ってくる砂はさらさらだし、棺も壊れかけているし、自力で脱出出来たんじゃないかなあ。死ぬ気になったら、もっと暴れそうですよね、普通。