めんたいぴりり

江口カン監督。博多華丸主演、富田靖子。2019年。

映画 めんたいぴりり

<ストーリー>
昭和30年代。戦後最大の引揚港でもあった福岡は戦争の傷跡を残したまま、復興を遂げようとしていた。主人公・海野俊之は焼け跡となっていた中洲の一角に小さな食料品店「ふくのや」を立上げ、妻の千代子と営んでいた。博多の祭り<博多祇園山笠>に情熱を燃やし盛り上げてきた「山のぼせ」でもあった。一方で俊之には山笠と並んで熱中しているものがあった。それは「めんたいこ」作り。戦前、日本の統治下でもあった韓国の釜山で生まれ育った俊之は、当時の思い出の味「明卵漬 → ミョンランジョ」をヒントに明太子を作り出し、日々味の改良を重ねていたが、なかなか納得できる味に近づかず苦悩の毎日だった。そんな時、俊之は息子・健一の同級生、英子の存在を知る。両親をなくし、親戚に引き取られていた彼女は遠足に行く為の新しい靴やリュックサックも買えないというのだ…。(amazonより転載)

<感想>
福岡版ALWAYS?私は福岡には馴染みが無いので(旅行で行ったことはありますが)、正直あまりピンと来なかったです。良い人なのでしょうが、家族にこんな人いたら嫌だなあ、とずっと思っていました。従業員の生活にも責任あるのに…と。ボーナスの件もフラグ立ち過ぎで、嫌な思いをするんじゃないかと冷や冷やしました。結果は寄付で、ホッとしましたが。英子を励ますシーンはよかったです。スタジオセットで撮ってます、から福岡の景色になったのが好きでした。ああ、繋がっているのねえ、と。人気ドラマだったようですが、私の好みとは合いませんでした。九州出身だったら違ったかも知れませんね。