名探偵コナン 異次元の狙撃手

静野孔文監督。声、高山みなみ、山口勝平、山崎和佳奈、小山力也、池田秀一。劇場版『名探偵コナン』シリーズの18作目。2014年。

劇場版名探偵コナン 異次元の狙撃手【スタンダード・エディション】 [DVD]

<ストーリー>
ある日、コナン達は東京を一望する事が出来るベルツリータワーのオープニングセレモニーに参加した。しかし、展望台からの絶景を楽しんでいる一同の目の前で突如、客の1人が謎のスナイパーに狙撃されて死亡する。コナンは狙撃ポイントがタワーの遥か彼方のビルである事を突き止めて、ターボエンジン付きスケートボードで急行する。
何故か現場に居合わせた世良真純に助けられながら必死に犯人を追跡するが、パトカーを手榴弾で爆破するなど逃走するために手段を選ばない犯人に翻弄されて、2人は犯人の標的になってしまう。駆けつけたFBIによって形勢逆転となるが、あと少しのところで犯人を取り逃がす。一方、犯人が狙撃したポイントには、一発の空薬莢とサイコロが置かれていた。
後日、FBIと警視庁の合同捜査が開かれ、そこで容疑者として浮上したのはティモシー・ハンターという男だった。ハンターは元ネイビーシールズの隊員で、狙撃の名手として有名だったが、交戦規程違反の疑惑がかかって除隊していた。そして、ベルツリータワーで狙撃された藤波宏明は、彼に高額の不良物件を売り付けて破産の原因を作った男であり、世良真純が探偵として追っていたという。また、アメリカでもハンターを執拗に取材し記事を書き立てた記者が狙撃されていて、その事件の後ハンターは日本に渡っていた。捜査本部はハンターを最重要容疑者として、今後彼に狙われる可能性のある3人の人物をリストアップした。
その3人の人物の内の1人「森山仁」に見覚えのあった世良は、彼の自宅を突き止めコナンと共に訪れる。しかし、その森山がコナンたちの目の前で狙撃されて、第2の犠牲者となってしまう。
そして、立て続けに第3の狙撃事件が発生するが、射殺されたのは一連の事件の犯人と思われていたハンターだった。犯人がハンターではなかったことの謎や次は誰が狙われるのかと言った情報が錯綜する。また、日本で前例のない連続狙撃事件であり、尚且つ無差別殺人ではないかと言う憶測も飛び交って、東京中がパニックに陥ってしまう。
そんなパニックを尻目に、コナンはハンターについての情報を新たに入手し、そこから日本における狙撃がハンターのものではない可能性に気付く。世良と行動を共にしていたコナンは高木刑事に連絡し、標的となっているビル・マーフィーとジャック・ウォルツの情報を聞き出す。そこで、第4の狙撃がマーフィーを標的としていることを突き止めたコナンは、狙撃を阻止しようと第4の狙撃ポイントへ向かう。しかし、既に犯人が狙撃地点にいることに気付いたコナンは、何とか狙撃を妨害しようとしたものの、逆にコナンが犯人に狙われる形になり、それを庇って世良が撃たれてしまった上に、マーフィーに対する狙撃も遂行されてしまう。
現場に残されたダイスから、犯人が最後の狙撃としてもう一度狙撃を計画していることをコナンは突き止めるが、狙撃ポイントが分からず悩んでいた。しかし、入院中の世良を見舞いに行った際、少年探偵団が持って来ていたベルツリータワー周辺のジオラマを見て、ある事に気付き次の狙撃ポイントを推測する。推測した場所に来たコナンは、そこで犯人が狙撃ポイントからどの辺りを狙撃するのかも突き止める。
一方、ジャック・ウォルツはカルロス・リーを通じてマーク・スペンサーから狙撃用のライフルを受け取っていた。その際ウォルツは、スペンサーが既にこの事件の真相と動機に気付いていると言う旨のメッセージをカルロスから受け取り、犯人を射殺する決意を改めて固くする。だが、夜になり1度昼に訪れていた狙撃ポイントを訪れると、昼間には無かった犯人からのメッセージが窓に貼られている事に動揺し、犯人はその隙を突いてウォルツに狙いを定める。
狙撃ポイントであるベルツリータワーの屋上で犯人であるケビン・ヨシノが狙撃の成功を確信した瞬間、何かがウォルツの居るビルへ向かって飛んで行き、ウォルツに対する狙撃は失敗する。飛んで来た物体の飛跡を辿ったケビンはマーフィーの狙撃時に見た少年、コナンを発見し、銃口をコナンに向け狙撃を開始する。コナンは、ビルの屋上と言う逃げ場や隠れる場所の無い場所でスケボーを使い逃げ回るが、負傷してしまい、窮地に陥る。
しかし、独自の推理で犯人の最後の狙撃ポイントを突き止めていた沖矢昴がライフルで応戦し、ケビンはスコープ越しに被弾してしまう。それでもケビンは、タワーを停電させた上で下の展望フロアに下り、貸切でタワーからの夜景を楽しんでいた蘭と園子、そして少年探偵団に銃口を向け、歩美を人質に取る。コナンからの連絡を受け現場に到着したFBIも加わり、DBバッジのモスキート音を利用した探偵団の作戦等で必死に応戦するが、コナンの意図を汲み取れないまま蘭がケビンに反撃してしまったため、人質にされてしまう。
昴とコナンは、蘭が盾になってケビンを狙撃する事が出来ず困惑する。しかし、コナンがライトスコープを着用しているケビンに対し、ボール射出ベルトの花火ボールを駆使する方法を思い付き、ケビンが花火の光に怯んでいる隙に昴がケビンの手を狙撃し銃を飛ばす事に成功する。ケビンが銃を失った事で蘭は反転攻勢を取ってケビンを鎮圧し、キャメルが身柄を確保する。そして、昴がジェームズと連絡を取った後、チョーカー型変声機のスイッチを切って赤井の声で「了解」と呟いた所で物語は終幕を迎える。(Wikipediaより転載)

<感想>
娘に付き合って観ました。劇場版を観るのは14作目です。ベルツリー=スカイツリーまで鈴木財閥のものなんですね〜。地元なのでちょっと苦笑い。さて、今回は赤井さんが生きていたというネタバレなんだよ、と娘に説明されながら、へ〜、そうなのかと観ました。アクションシーンがすごくて楽しめました。アニメならではですが、いいですね。推理も良かったし、良作だと思います。赤井=昴、要チェックの映画でした。(その後、赤井さん登場のTVアニメを観まくる…。)