ポン・ジュノ監督。クリス・エヴァンス主演、ソン・ガンホ、コ・アソン、エド・ハリス。2013年。
<ストーリー>
2031年。世界は地球温暖化を食い止めるべく散布された化学薬品CW-7によってすべての陸地が雪と氷に覆われ、極寒に耐えられない生物は死に絶えてしまった。生き残ったわずかな人類は永久機関によって動き続ける列車「スノーピアサー」の内部にて暮らしていたが、そこでは前方車両に住む富裕層がすべてを支配し、最後尾に住む貧困層は奴隷同然の扱いを受けていた。そんな中、貧困階級のカーティスは自分たちを苦しめる理不尽な支配に立ち向かうべく、仲間と共に反乱を企てる。
カーティスたちは監視の兵士を倒して最後尾の扉を開くと、拘束されていたエンジニアのミンスを解放し、前方の扉の電子錠を開くが、世界中の路線を1年かけて巡る列車は食料も車内で生産し、少数の富裕層が優雅に暮らす別世界だった。カーティスたちは驚きと共に怒りを募らせ、先頭車両を目指す。
先頭車両では、列車の開発者であるウィルフォードが指示を出していた。仲間たちが兵士たちの攻撃によって次々と倒れていく中、ミンスはさまざまな事象から外の世界の氷や雪が少しずつではあるが溶け始めていることに気づき、「列車を離れ、外の世界で暮らせる」と主張する。さらなる犠牲に耐え、カーティスはついにウィルフォードと対峙するが、自分たちの反乱とそれによる犠牲はウィルフォードの思惑通りの人工調整に過ぎないことや、列車の支配者を継承するよう自分を誘ってきた彼の言葉に加え、貧困層から連れ去られた男児のティミーが永久機関の部品の代わりとして働かされている姿を目撃し、カーティスの怒りは頂点に達する。
ミンスの指示で娘のヨナが仕掛けた爆弾によって外部ドアは爆破され、列車はその衝撃によって発生した巨大な雪崩に脱線させられ、崖の下へ落下していく。カーティスとミンスによってティミーと共に爆発からかばわれ、かろうじて生き残ったヨナは悲しみに暮れるが、大破した列車から臨む雪山の頂にはシロクマが歩いていた。ヨナたちは列車を離れ、外の世界へ踏み出して行くのだった。 (Wikipediaより転載)
<感想>
韓国映画だったんですね。ジュノ監督作品は、2作ほど観ています。
さて、今回の映画は、設定がぶっ飛んでいて、なかなか見る気になれませんでした。だって、何で列車なの?線路のメンテ無しでずっとは走れないでしょ。という現実的なことは忘れて、これはファンタジーでした。まあ、貧困層の食事は悪夢でしたが…。学校車両までは面白買ったです。カウントダウンや、戦いの様子も印象的でした。ただ、ラストは…釈然としませんでした。貧民層、乗せる必要あったのかなあ。無理あるなあ、でもファンタジー、寓話だからね。
豪華な出演者にビックリ。でも日本語のシーンは意味あるの?と思いました。共通語は英語でしょ。そのくせ寿司は日本人が握ってないし。まあ、いろいろ釈然としませんでしたが、見所はある映画です。