WILLKOMMEN BEI DEN HARTMANNS/WELCOME TO GERMANY   はじめてのおもてなし

ジーモン・ファーフーフェン監督。エリック・カボンゴ主演、センタ・バーガー、ハイナー・ローターバッハ、パリーナ・ロジンスキー。2016年。

はじめてのおもてなし(字幕版)

<ストーリー>
ミュンヘンの閑静な住宅地に暮らすハートマン家のディナーの席で、母アンゲリカは難民の受け入れを宣言。教師を引退して生き甲斐を見失った彼女は、夫リヒャルトの反対を押し切って、ナイジェリアから来た難民の青年ディアロを自宅に住まわせる。家族ははじめてのおもてなしに張り切るが、大騒動が起きてしまう。さらに、ディアロの亡命申請も却下に。果たして、崩壊寸前の家族と天涯孤独の青年は、平和な明日を手に入れることが出来るのか─。(amazonより転載)

<感想>
タイトルと小さな画像だけ見て、留学生を受け入れた家族のハートフルコメディかな?と思って観たら、テーマがドイツの移民でした。(ドイツ映画であることも観始めてから気づきました。)なるほど、こんな映画も作られるようになるドイツの現状でしたね。なかなか受け入れられない家族が、彼の人柄で1つになる話かなと思ったら、最初からかなりウェルカム。(よく考えたらタイトルもおもてなしだった。)ディアロは確かに良い青年ですが、定説として最初はアンゲリカだけが味方かな〜、と思ったら、揉め事が起きても、皆、味方。良い人たちだなー。移民に対する嫌がらせ、あるんでしょうね。あと母国ナイジェリアの話。コメディとはいえ、その辺はしっかり描かれていて、良かったです。
腹立つのは父親。かなり最初から嫌な奴で、最後は仲直りしましたが、あんなんでよく受け入れて貰えたなあ。少しは痛い目も見て欲しかったです。
という訳で、いろいろ考えさせられるし、予定調和でしたが、なかなか面白かったと思います。