トミー・ウィルコラ監督。ノオミ・ラパス主演、グレン・クローズ、ウィレム・デフォー。2017年。
<ストーリー>
21世紀半ば。地球は異常気象と人口過剰によって資源が減少し、戦争や難民問題が繰り返されたことによって主要国はみな滅び去り、ヨーロッパ連邦が新たな超大国として君臨していた。
さらに遺伝子組み換え作物の影響による多生児の増加により、強制的な人口抑制が行われるようになっていた。それは2人目以降の子供が生まれた場合、児童分配局によって親から引き離され、枯渇した地球の資源が回復する日まで冷凍保存されるという一人っ子政策だった。
そんな中、セットマン家で七つ子の姉妹が誕生した。月曜日から日曜日まで各曜日の名前を付けられた彼女たちは、それぞれが週1日だけ外出し、7人で1人の人格カレン・セットマンを演じることで児童分配局を欺いてきた。
しかし、2073年のある日、30歳になっていた彼女たち7姉妹の長女マンデーが外出したまま、夜になっても帰宅しないという事態が発生、これにより、7姉妹の日常が狂い始めていく。 (Wikipediaより転載)
<感想>
主演女優さんが7役を演じているという…ほぼ別人になっていて、見事でした。設定はかなりぶっ飛んでいるのですが、雰囲気が良く、普通に受け入れられました。曜日毎の設定、週末の子達は仕事しなくて良いなあ(笑) 秘密が漏れたのは何故?裏切り者は誰だ?という謎解きで引きつけられました。姉妹がどんどん亡くなっていくのが結構、衝撃的。冷凍保存の謎もショックでした。そしてラスト。そういうことか〜、と。でも姉妹を売っちゃうんだね、悲しいな。
なかなかの良作SFでした。