SPIDER-MAN: FAR FROM HOME  スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

ジョン・ワッツ監督。トム・ホランド主演、サミュエル・L・ジャクソン、ゼンデイヤ。2019年。

“スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム”

<ストーリー>
メキシコ。ニック・フューリーとマリア・ヒルの二人は、土で出来た巨大な人型の怪物に遭遇する。そこへ両手から緑の閃光を放つ謎の男が現れ2人を救う。
ニューヨーク。サノスとの最終決戦から8ヶ月後のミッドタウン高校では「指パッチン」から帰還した者たちが、その時の姿のままで登校を再開していた。その内の1人ピーター・パーカー/スパイダーマンは、学校が企画した二週間のヨーロッパ研修旅行に参加し、想いを寄せるミシェル・ジョーンズ(MJ)に告白することを決意する。
そんなピーターに、フューリーから何度も呼び出しが入る。夏休みを満喫したいピーターはこれを無視し、あえてスパイダーマン・スーツを持たずいち学生としてヴェネツィアへ向かった。しかし、その旅行の最中、水で出来た巨大な人型の怪物が現れ市民やピーターたちに襲い掛かかる。メイおばさんが気を利かせて忍ばせてくれていたスーツをホテルに置いてきてしまい、思うように戦えないピーターの前に、空を飛び魔法のようなパワーを操る男が現れ怪物を制圧する。その夜、フューリーから直接召集されたピーターは、人々からミステリオと呼ばれるようになったその男クエンティン・ベックと対面する。自身を「アース833」というマルチバース(異世界)から訪れた存在であると語るベックは、そのアースを滅ぼした土・水・火・風の性質を持つ4体の怪物・エレメンタルズがピーターたちの住む「アース616」の侵略を開始したことを告げる。フューリーはピーターにトニー・スターク/アイアンマンの遺品である人工知能「E.D.I.T.H.(イーディス)」を宿した眼鏡を手渡し、アイアンマンの後継者に指名されたことを伝えるも、ピーターはベックからの共闘の申し出を断り、残り2体となったエレメンタルズとの対決を彼らに任せ、自らは旅行に戻ってしまう。
翌朝、ミッドタウン高校一同は、フューリーの画策により行き先をパリからプラハに変更されてしまう。道中、フューリーが派遣したエージェントからステルス・スーツを預かったピーターは、E.D.I.T.H.の誤操作でクラスメートを殺しかけてしまうハプニングを起こしつつも、やむなくフューリーに協力することを決める。光のカーニバルが開催されるプラハで、ベックとともに火のエレメンタルズを倒したピーターは、自分の不甲斐なさを感じるとともにベックの中にトニーの面影を見出し、ミステリオこそがアイアンマンの後継者であると眼鏡をベックに譲り渡す。しかし、ピーターが去った後ベックは高笑いとともにE.D.I.T.H.獲得を仲間たちと祝う。ベックは異世界から来た戦士などではなく、かつてスターク・インダストリーズを解雇された社員であり、同じように解雇されたりトニーに研究価値を認めてもらえなかった者たちと共謀し、高精度のホログラムシステムと武器を内蔵するハイテクドローンを使ってエレメンタルズと戦うスーパーヒーローを演出していたに過ぎなかったのだった。
ベックと別れたピーターは、急きょ旅程が中止になったことを受け、MJとともに夜の街を散歩する。満を辞して彼女に告白しようとしたピーターであったが、MJは戦闘現場に落ちていた装置に着いたスパイダー・ウェブを見せてピーターの正体に薄々気づいていたことを明かす。返答に窮すピーターだったが不意に装置が起動、そこからは先刻の戦闘で倒したエレメンタルズのホログラムが飛び出した。装置はベックがホログラムを投影するために使用していたドローンのパーツであり、これによりピーターはベックの嘘に気づく。改めてMJに自身の正体を明かしたピーターはMJと同じく正体を知るネッド・リーズの二人に自分の不在を誤魔化すよう頼み、フューリーがいるベルリンへ向かう。車で迎えたフューリーに事の次第を説明するピーターだが、それはホログラム装置で化けていたベックだった。ホログラムに翻弄されたピーターはやがて線路上に誘導され、列車に轢かれてしまう。ベックはミステリオの真実を知るMJとネッドを始末するためロンドンへ向かった。
列車に乗り込み何とか一命をとりとめていたピーターだが、目覚めたのはオランダの留置場だった。脱出したピーターはスターク・インダストリーズの警備部長であるハッピー・ホーガンを呼び寄せる。プライベート・ジェットで迎えに来たハッピーに対し、ベックに騙された己の情けなさとトニーの不在に弱音を吐くピーターであったが、「トニー本人ですら、みんなが思い描くトニーにはなれない」というハッピーの言葉に励まされ気力を取り戻す。ピーターは、トニーが命を賭して守った世界をベックから守るべく、機内のマシンで新たなスーツを製作しロンドンへ向かう。
ロンドンにてベック一味の画策で橋上に誘導されたMJらを、全てのエレメンタルズが合体したという設定の巨大ホログラムに偽装したドローン群が襲う中、ロンドン上空に辿り着いたピーターはジェットから新スーツのグライダー機能で飛来する。ピーターはエレメンタルズのホログラムの中に潜り込みドローンを次々に破壊。ピーターが生きていた事に気付いたベックと激戦を繰り広げた果てに、無理に攻撃を命じたために誤ってドローンの機関銃に撃たれてしまったベックは、ホログラムの罠で最後の抵抗を試みるも見破られ「人は、信じたいものを信じる」と告げて死んだ。E.D.I.T.H.の眼鏡を取り返し、ドローンを撤退させたピーターは、MJと口づけを交わす。
ミッドクレジット・シーン。ニューヨークに戻ったピーターは、スパイダーマンの姿でMJと空中遊泳を楽しんでいた。しかし、街頭スクリーンに映し出されたある映像を目撃する。J・ジョナ・ジェイムソンが編集長を務めるデイリー・ビューグルが公開したその映像は、ベック一味の残党がベックの死の間際を撮影したものだった。編集され加工された映像の中でベックは、エレメンタルズに関わる騒動やミステリオの死は全てスパイダーマンの仕業であり、スパイダーマンの正体はピーター・パーカーであると告げた。
ポストクレジット・シーン。フューリーに化けていたスクラル人・タロスは、マリア・ヒルに化けていた妻のソレンに苦言を呈されながら、電話でフューリー本人に顛末を説明する。宇宙船の中、いずこかのビーチのホログラムを鑑賞していたフューリーは、タロスの報告に立ち上がり、船内のスクラル人たちに「仕事の時間だ」と告げる。
Wikipediaより転載)

<感想>
これまだ観てなかった!と気付き視聴。ピーターが思い切り思春期の高校生でした。確か前作は他の女子を好きだったはずが、今回は頭からMJ、MJ!まあ公式で恋人関係にあるのは知っているのですが、ちょっと唐突感ありました。舞台がヨーロッパで観ていて楽しい、そして敵は予想外のところから。CG映像が凄くて、これテーマパークのアトラクションにしたら最高だなあと思って観てました。スパイダーマンはやっぱりサム・ライミ監督版が暗いけど好きだなあ。