ジョエル・エドガートン監督。ジェイソン・ベイトマン主演、レベッカ・ホール、ジョエル・エドガートン。2015年。
<ストーリー>
情報セキュリティ会社に勤めるサイモンは、妻ロビンとともに新しい街に引っ越してきた。仕事は順調で、ふたりは豪華な自宅を購入し、順風満帆の人生に思えた。
そんなある日、学生時代の同級生ゴードン・モズリーに出会う。そして後日、ゴードンから引越祝いとして豪華なワインが届けられた。ロビンはワインの返礼として、彼を自宅の夕食に招いた。食事の間、ゴードンはまるで親友だったかのように語り、実は高校時代彼とはあまり親しくなかったサイモンは不快感をおぼえる。ロビンには、彼は見かけよりいい人には違いないと思えた。
後日、二人が仕事仲間のパーティーから帰ると、ゴードンから「ギフト」として、庭の池に鯉が泳いでいた。また、サイモンの留守中にロビンに家に入れてもらいテレビの設定を手伝うなどしていた事で、サイモンは不快感を友人たちに語り始める。 そんな中、ゴードンは二人を自宅の豪邸で開かれたホームパーティに招待する。サイモンはあえてパーティーに参加し、そこでゴードンに今後は付きまとうなと伝えて去る。
その後、鯉が一晩で全滅したり、飼い犬が行方不明になったり、奇妙なことが続いて起こる。ゴードンの仕業と考えたサイモンはゴードンの自宅に抗議に行くが、実はゴードンはその豪邸に住む老夫婦の運転手を勤めていただけで、夫婦の旅行中に勝手に家を使っただけだったのだ。
さらに「ギフト」が届き、ゴードンがサイモンとの過去を水に流すつもりだった、悪気は無かったもう二度と会わないとメッセージが添えられていた。ロビンは、サイモンとゴードンの間に昔何かあったのではと思い始める。 そして、鯉や犬の一件から、ロビンはゴードンの影に怯え、安定剤を飲みすぎて倒れるなど精神不安定な状態となる。耐えられなくなったロビンは、サイモンに対し、過去になにがあったかを話すように求める。だがサイモンは何もなかったと言い張り、過去を振り返らないで前を見ようとロビンに言い聞かせる。
その後しばらくは平穏な時間が過ぎ、ロビンは待望の子供を妊娠をした。そんな時妊娠祝いに訪れたサイモンの姉から高校時代のゴードンの過去を聞きだしたロビンは、サイモンの言動に多くの嘘を感じ始める。
そしてサイモンの高校時代の友人から、彼のゴードンに対する過去の所業を知ったロビンは、サイモンにゴードンに対して過去を謝罪するように詰め寄る。サイモンはロビンとの関係修復の為、仕方なくゴードンを職場を訪ねて謝罪しようとするが、もう手遅れだと謝罪を受け入れようとしないゴードンを殴りつけ、そのまま立ち去ってしまう。そしてロビンにはゴードンが謝罪を受け入れてくれたとまたしても嘘を話すのだった。
その後サイモンの昇進が決まり、自宅でそれを祝うパーティーが催されるが、窓に石が投げ込まれる。犯人を取り押さえたところ、その男はサイモンの昇進の際にライバルだった同僚だった。そしてサイモンに不正をでっち上げられポストを奪われたと言う。それを聞いて男を逃がすサイモン。ロビンは再びサイモンに対する不信感を抱く。
その直後ロビンは産気付き、病院で無事に赤ちゃんを出産する。しかしサイモンの会社ではサイモンがライバルに対して行った不正偽装が発覚し、サイモンの立場は一転して絶望的になってしまう。
病院を後にし、一人で一旦自宅に戻ったサイモンを待っていたのは再びゴードンから届いた「ギフト」だった。恐る恐るこれを開けたゴードンが見たものは、ベビーカー、ゴードンがいつの間にか作っていたサイモン家の合鍵、CD、DVDだった。サイモンがCDを再生してみると、ゴードンにパーティに招かれた際、サイモンがゴードンが席を外した間にゴードンを馬鹿にする様子が録音されていた。次にDVDを再生するサイモン。そこに映っていたのは…。(Wikipediaより転載)
<感想>
なるほどな復讐劇でした。ロビンは善良な普通の女性でしたね。彼女が酷い目に合わなくて良かった。(ある意味、合ったのかな?)前にお悩み相談で、結婚しようと思う彼女が、学生時代に苛めっ子だったことを知った、別れようと思うみたいなのを読みましたが、こういう性格って変わらないと思うのです。自分の配偶者が、苛めっ子だったら…自分の見る目の無さに絶望すると同時に、さて、どうしますかね。そんなことを考えました。結構、良い脚本だと思いました。