荻上直子監督。生田斗真主演、桐谷健太、柿原りんか。2017年。
<ストーリー>
優しさに満ちたトランスジェンダーの女性リンコと、彼女の心の美しさに惹かれ、すべてを受け入れる恋人のマキオ。そんなカップルの前に現れた、愛を知らない孤独な少女トモ。桜の季節に出会った3人が、れぞれの幸せを見つけるまでの心温まる60日。
小学生のトモは、母ヒロミと二人暮らし。ある日、ヒロミが男を追って姿を消す。ひとりきりになったトモは、いつものように叔父であるマキオの家に向かう。ただ以前と違うのは、マキオはリンコという美しい恋人と一緒に暮らしていた。リンコの美味しい手料理や母親が決して与えてくれなかった家庭のぬくもりとトモへの愛情・・。最初は戸惑うトモだったが、リンコのやさしさに閉ざした心を少しずつ開いていくのだった・・・。本当の家族ではないけれど、3人で過ごす特別な日々は、自分らしさと本当の幸せを教えてくれた。嬉しいことも、悲しいことも、どうしようもないことも、それぞれの気持ちを編み物に託して、3人が本気で編んだ先にあるものは。(amazonより転載)
<感想>
この映画、ずっと観たかったんですよね。斗真演じるリンコが超キレイ、可愛い。美形は女装しても映えますね。もちろん仕草も女性らしくて素晴らしい。職場では皆が受け入れているのに、病院や、トモの友達の親などは偏見の塊で辛かったです。通報されて来た人たちは、ちょっと反省していた風でしたが、カイの母親は結局、反省なしでしたしね。トモの母親が変化したのが救いかなあ。リンコとマキオの愛が強固なのが嬉しかったです。2人の結婚式、見たかったな。とても良い映画で、泣けました。