FUELED: THE MAN THEY CALLED “PIRATE”  海賊とよばれた男

山崎貴監督。岡田准一主演、吉岡秀隆、染谷将太、鈴木亮平、野間口徹、ピエール瀧。百田尚樹原作の同名小説映画化。2016年。

海賊とよばれた男(完全生産限定盤) [DVD]

<ストーリー>
1945年(昭和20年)8月15日。世界中を敵に回した、日本の戦争は終わった。東京をはじめとした主要都市は徹底的に爆撃されて瓦礫の山となり、海外資産のすべてを失って莫大な賠償金が課せられようとしていた。これから日本はどうなっていくのだろうかと、全員が途方に暮れて失意に包まれているとき、毅然と店員を集めて話す男がいた。国岡商店の国岡鐡造店主である。
わずかに残った店員を前に、鐡造は「愚痴をやめよ、愚痴は泣きごとである。亡国の声である」「日本には三千年の歴史がある。戦争に負けたからと言って、大国民の誇りを失ってはならない。すべてを失おうとも、日本人がいるかぎり、この国は必ずや再び立ち上がる日が来る」と訓示を述べた。だが、失望から立ち直り武者震いする店員たちに、売るべき商品「石油」がそもそもないという現実が襲いかかる。「店主、このままでは、国岡商店は潰れます。涙を呑んで人員整理を」という進言に、鐡造は「馘首はならん!」と解雇を断固拒否する。戦後、住処も食糧事情もままならない情勢下で、日本の復興に向かって闘う男たちの物語が始まった。(Wikipediaより転載)

<感想>
2時間を超える大作です。モデルは出光興産とのこと。こういう人がいたんですね、応援したくなりますね。店主、店主、と愛されてる感が良かったです。
時折、話が過去に戻るのですが、それがちょっと分かりにくいことがありました。時系列、そんなに弄らなくても良かったんじゃないかなあ。あと奥さん、ユキさんだけクローズアップされていましたが、お子さんももうけた後妻の方がちょっと可哀想な感じがしました…。とはいえ、女性は余り前に出てこない映画、時代です。
重厚なエピソードが多くありましたが、印象的だったのはやはり日章丸事件です。無茶振りがすごい!今の時代、これはできないかもしれないですね。
良作です。