ジャン=ジャック・アノー監督。ブラット・ピット主演、デヴィッド・シューリス。1997年。
<ストーリー>
第二次大戦中、ナチスドイツの登山隊メンバーとしてヒマラヤ登頂を目指したオーストリアの登山家ハインリヒ・ハラーは、登頂に失敗し、さらにイギリス軍の捕虜となる。捕虜収容所を脱走した彼はさらに数年の逃避行を経て、チベットへと辿り着き…。
<感想>
実話の映画化。後半は少年ダライ・ラマと、中国のチベット侵略を描いています。この映画が東京国際映画祭に出品されたことに抗議して、中国は映画祭から作品をひきあげてしまったといういわく付き作品です。理由は、観れば分かりますが、今まで名前しか知らなかったチベットのことがよく分かります。印象的な言葉も数多く、チベットの人々の思想に頭が下がる思いです。大作です。