疾風ロンド

吉田照幸監督。阿部寛主演、大倉忠義、大島優子、ムロツヨシ。東野圭吾原作の同名小説の映画化。2016年。

疾風ロンド [DVD]

<ストーリー>
医科学研究所からバイオセーフティーレベル4の新型炭疽菌「K-55」が盗まれた。しかし、秘密裏に作った生物兵器なので警察に通報することも出来ない。所長の東郷の下には「K-55」を埋めた場所の目印というテディベアの写真と「三億円を用意しろ」という脅迫メールが届いた。犯人は研究所を解雇された葛原という研究員だったが、この直後、警察から葛原が死亡したという連絡が入る。葛原の遺品には「K-55」は無く、テディベアに埋め込まれた発信機の電源は4日後の金曜日までしか持たない。気温が10℃を超えると容器が破裂するため、東郷は主任研究員の栗林に大至急「K-55」を回収するように命令する。栗林は野沢温泉スキー場でテディベアを捜索し始めるが、久々のスキーで醜態を晒すばかりで、立ち入り禁止区域で深雪に嵌り救助を呼ばれ、翌日は滑走禁止の林の中へスキーで突っ込み足首靭帯を負傷してしまう。両日共に栗林の救助を行ったスキー場のパトロール隊員の根津とプロスノーボードクロス選手の千晶から栗林の行動を不審に思われたため、栗林は咄嗟に「新薬を隠されてしまった」と二人に嘘をつき、二人を「K-55」捜索に巻き込む事に成功する。しかし、そんな彼らの一部始終を見つめる不審な男がいた。(Wikipediaより転載)

<感想>
東野圭吾原作と聞き、楽しみにしていたのですが。炭疽菌が埋められ、犯人死亡という設定は良いです。でも所長のオーバーリアクションが不快で、コメディなんでしょうが、観ていて嫌になりました。前半、登場人物が色々増えてくるあたりも、後から考えると必要なんですが、その時はただひたすら飽きてしまって、何度も観るのやめようかな、阿部寛出てこないな〜、と思ってばかり。後半は、まあまあ面白くなったし、話のまとまりも付けたし、納得のいく落ちも付けてくれたのですが、もう少しスッキリ出来なかったのかな、という思いが強いです。キャラが活かされてなかった感じでした。全体的に残念です。