SEABISCUIT　　シービスケット

ゲイリー・ロス監督。トビー・マグワイア主演、ジェフ・ブリッジズ、クリス・クーパー。2003年。

＜ストーリー＞
1910年、サンフランシスコで自動車の将来性に目を付けたハワードは、自動車ディーラーとして成功し莫大な富を手に入れた。しかし最愛の息子を自動車事故で亡くして以来、妻も彼のもとを去ってしまう。一方、カナダでは乗馬の才能に恵まれた少年ジョニーが文学に親しみながら両親とともに何不自由なく暮らしていた。そして1929年10月、ニューヨークのウォール街で株が大暴落し、アメリカは大恐慌時代に突入、人々の運命は大きく変わることとなる。無一文となったジョニーの両親は息子を草競馬の世界に託し、彼はレッドと呼ばれ、厳しい生活を送るようになった。ハワードは禁酒法のアメリカから抜け出し、メキシコのティファナへ遊びに行った際、運命の女性マーサラに会い結婚、彼女が乗馬愛好家だったことから、競馬の世界に興味を持つようになる…。

＜感想＞
実話の映画化とあって、丹念に描いている分、前半はお話の進み方は遅いです。（上のあらすじ紹介でもまだ馬が出てきません！）でもアメリカの歴史が大きく絡み合っていて、本当にこれが現実にあったお話なのかな？と思うほどの感動でした。乗馬のシーンはとても美しく、競馬のシーンはとても迫力があります。レースの結果はどうなるの？どうなるの？とワクワクしてみました。よく出来た映画だと思います。