舟を編む

石井裕也監督。 松田龍平主演、宮﨑あおい、オダギリジョー。日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品。2013年。

舟を編む

<ストーリー>
出版社・玄武書房の辞書編集部では、新しい国語辞典「大渡海」の刊行を計画していた。定年で退職するベテラン編集者の荒木の代わりに引き抜かれたのは、営業部で対人コミュニケーション能力の低さから、変わり者扱いされていた馬締光也。完成まで15年、馬締は辞書編纂に一生を捧げる決意をする。 そんなある日、下宿先の大家の孫娘、林香具矢に出会い、馬締は恋に落ちた。同僚のアドバイスで恋文を渡すことにするが、果たしてこの恋は実るのか?そして辞書は本当に出版できるのか?

<感想>
辞書編集の裏側という珍しい話を見れたのが、とても興味深かったです。辞書に誤植があってはいけない、そうですよねえ。いやあ、本当に大変だ。馬締はアスペルガー症候群なんだろうな、という言動が多いですが、真摯でとても好感がもてるキャラでした。香具矢もとても可愛い!あれは惚れますね。と、前半はとても面白く観ていたのですが、後半、いきなりポンと年数が経って、もしやこういうエピソードが?と思った、そのまんまの展開になったのは、ちょっとありきたりだったかなあと残念でした。まあ、狙い通りに泣いちゃったのですけどね。後半、もっと馬締キャラのエピソードが観たかったので、評価はいまひとつです。