プリズナーズ  PRISONERS

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督。ヒュー・ジャックマン主演、ジェイク・ギレンホール、ヴィオラ・デイヴィス、マリア・ベロ、テレンス・ハワード。2013年。

プリズナーズ [DVD]

<ストーリー>
近所に住むバーチ家と感謝祭を祝っていたドーバー家だが、両家の末娘の姿が見えないことに気付いた。家に一緒に戻ったのかと探すも見付からない。近くに停まっていたRVトレーラーが怪しいという、少女の兄の意見を参考に、警察はRVトレーラーを追い、刑事のロキは運転していたアレックスを捕える。アレックスが犯人だと確信するドーバー家の父親ケラーだが、警察は証拠が無いとアレックスを釈放する。警察は当てにならないと思ったケラーは、アレックスを監禁、バーチ家の父親フランクリンを誘い、拷問を加えて、娘達の居場所を聞き出そうとするのだが…。

<感想>
いやあ、重い映画でした。わりとすぐに娘達がさらわれてしまうので、冒頭から引き込まれ、観ている間、ずっと力が入っていた気がします。娘がいる私としては、やり過ぎだと思いつつも、父親達の気持ちが分かり、でもどうしようもないという切なさ。ロキは冷静に動いていて評価出来るのですが、やはり家族側に感情移入してしまいました。
(以下、ネタバレ含みます)
娘達が無事に戻ったのは本当に良かったです。生かしておいたんですね〜、普通なら殺されてるでしょうが、犯人があの人だからかな。ロキが「この子を助けてくれ」と車を走らせるシーンは、運転怖いーっとドキドキする最高のクライマックスでした。ケラーはちょっと自業自得なところのある終わり方でしたが、ロキがきっと救い出すのだと思います。そうしたら刑務所に入ることになるのかしら…あの夫婦のおかげで被害者ばかり…酷い話ですね。