おおかみこどもの雨と雪

細田守監督。声、宮崎あおい、大沢たかお、菅原文太。2012年。

おおかみこどもの雨と雪(本編1枚+特典ディスクDVD1枚)

<ストーリー>
大学生の花は、「彼」と出会い、すぐに恋に落ちた。「彼」が「おおかみおとこ」だと知ってからも気持ちは変わらず、2人で暮らすようになった花は、妊娠し、出産する。雪の日に生まれた長女「雪」、翌年、雨の日に生まれた長男「雨」。2人は父の血を継ぐ「おおかみこども」だった。幸せな4人家族は、「彼」の突然の死で終わりを告げる。花は子ども達を育てるため、人目の多い都会を離れ、自然豊かな田舎へと移り住む…。

<感想>
うーん、微妙、です。映像の美しさ、リアルさは素晴らしいです。匂いまで感じられる気がしました。これだけでも観る価値はあると思います。でもストーリー…ファンタジーなのだと思いますが、雪と雨の描き方がどちらも中途半端な気がしました。もっと深く掘り下げてくれたら、感動できたと思うのですが。おじいさんとの交流やロシアのオオカミも中途半端で、メインテーマじゃないんだから仕方ないかと思いつつ、もっと絡んできても良かったのではと思いました。雪も雨も、人生決まった、みたいな感じでしたが、まだ小学生。雪はこれからが大変なんじゃないかなあ。それにしても気になるのが、生活費です。でも、ファンタジーですからね。