ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館  THE WOMAN IN BLACK

ジェームズ・ワトキンス監督。ダニエル・ラドクリフ主演、キーラン・ハインズ、ジャネット・マクティア。スーザン・ヒル原作『黒衣の女』の映画化。2012年。

ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 (字幕版)

<ストーリー>
19世紀のイギリス。若き弁護士アーサー・キップスは、出産で愛する妻を亡くし、息子のジョゼフと住み込みのナニーと暮らしている。経済的に厳しい状態のアーサーは、息子と離れるのを嫌ったが、上司の命令で人里離れた屋敷へ、老婦人の資産整理のために赴くことになった。老婦人には、幼い時に亡くなった一人息子がいたという。村の人々は排他的で、アーサーからある秘密を隠そうとしている。潮の満ち引きで陸の孤島となる屋敷へとやってきたアーサーは、様々な怪奇現象を目にしながらも、調べを続ける。そして、老婦人には姉妹がいて、彼女こそが亡くなった息子の母親で、子どもを取られたことで深く深く老婦人のことを恨み、屋敷内で首つり自殺をしたことを知った。そして彼女が黒衣の女となり、村の子ども達を死へと導いていたのだ…。

<感想>
正統派のホラー映画という感じでした。時折、わざと怖がらせるような映像が入っているのですが、それはいかにもな物で。原作はかなり昔のお話なのでしょうか…ネタ的にはかなり古いと思いました。でも排他的な村、廃墟のような屋敷内の様子は、これは何か起きる、という風で良かったです。イギリスっぽい。ダニエル・ラドクリフは、ハリポタのイメージは全くありませんでした。まあ、終わりの方は大人になりすぎて、逆にハリポタでいるのが大変な感じでしたけど。うーん、すごく良いと言うわけではなく、でも悪いということは全く無く…「可」な作品でした。
(以下、ネタバレ含みます)
クライマックスが貞子な展開でした。さあ、これでもう大丈夫だろうと思いきや…!ラストの映像はかなり好きです。親子3人、幸せそうでした。