ロブ・マーシャル監督。ダニエル・デイ=ルイス主演、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ファーギー、ケイト・ハドソン、ニコール・キッドマン、ソフィア・ローレン。2009年。
<ストーリー>
1964年のイタリア。世界的な映画監督。グイド・コンティーニは、9作目になる映画『ITALIA』の制作に取りかかろうというのに、未だに脚本が1行も書けていない。彼の作品で長年の衣装担当、良き理解者であるリリーは、映画のために堂々と嘘をつけと、グイドを記者会見に送り出した。適当な言葉を並べ立てていたグイドだが、会見場から逃げ出し、妻ルイザに救いと慰めを求める。妻を愛しながらも、カルラという愛人のいるグイド。幻影のママ、『ITALIA』主演女優のクラウディア、記者のステファニー…美女に囲まれながら、愛を選びきれないグイドと映画の行方は…。
<感想>
フェデリコ・フェリーニ監督の『8 1/2』を原点にしたミュージカル。
何と言っても勢揃いの超豪華キャストにビックリ。主役級の人達がちょっとだけしか出演しないのだから贅沢です…でもこういう場合、作品自体はいまいちになることが多く、この作品も悪くはない、悪くはないんだけどね〜、という感じでした。それぞれのミュージカルシーンはさすが圧巻なのです。ニコールはパッとしませんでしたが、それ以外は素晴らしかった。マザコン男を描いた脚本も悪くない、とは思うのです。でも全体的に見ると…やはり、いまいち。
ミュージカルシーンだけでも楽しめる、という方にはオススメです。さあ、次は私の番、とばかりに交代で主演女優級の人が魅せます。