9〈ナイン〉〜9番目の奇妙な人形〜  9

シェーン・アッカー監督。声、イライジャ・ウッド、ジェニファー・コネリー、ジョン・C・ライリー。2009年。

9<ナイン>〜9番目の奇妙な人形〜 (字幕版)

<ストーリー>
古びた研究室の片隅で、背中に9と描かれた人形が目を覚ました。麻布でできた身体、前半身にはジッパー。ここはどこなのか、自分は誰なのか。9が窓から外を見ると、見渡す限りの廃墟だった。外に出た9が出会ったのは、背中に2と描かれた人形。彼に声が出るようにして貰い、友人だと言われホッとする9だったが、そこに現れた機械の獣に襲われ、2は連れ去られてしまう。9を助けたのは、また他の人形達。リーダーの1、体の大きな8、職人肌の5、変わり者の6。9は反対する1に隠れて、5と一緒に2を救いに行くが…。

<感想>
ティム・バートンがプロデュース。
映画館の予告で観て、おお、これはスゴイ、観たい、と思っていた作品です。元は11分の短編作品だったそうで、ティム・バートンがそれを観て惚れ込み、長編映画化したと聞きました。DVDにその元となった短編も入っていたので観ましたが、思ったよりもずっとこの映画が濃縮されていて、本当にこれを元に長編化したのだな、と思いました。えっと。うん、11分のままでも、良かったかも。
とは言え、長編の魅力もたくさんあります。キャラ設定が面白い、テーマがはっきりとしていて分かりやすい。レコードを聴くシーン、雨が浄化?してくれるシーン、素敵でした。声優の豪華さにもビックリだし、何と言っても映像の素晴らしいこと。質感がリアルすぎて実写に見えます。ストーリーはちょっと無理があって、そのへんは短編の方が短いから描かずに済んでOK、でしたが、アクションシーンも含め、長編は観ごたえがありました。うん、まあ、合格かな<何様。
(ネタバレ?)
でも残った人形達、この後、どうするのでしょう。