三浦大輔監督。佐藤健主演、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之。朝井リョウの小説の映画化。2016年。
<ストーリー>
御山大学演劇サークルで脚本を書き、人を分析するのが得意な拓人。何も考えていないように見えて、着実に内定に近づいていく光太郎。光太郎の元カノで、拓人が思いを寄せる実直な瑞月。「意識高い系」だが、なかなか結果が出ない理香。就活はしないと宣言し、就活は決められたルールに乗るだけだと言いながら、焦りを隠せない隆良。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた22歳の大学生5人は、理香の部屋を「就活対策本部」として定期的に集まる。海外ボランティアの経験、サークル活動、手作り名刺などのさまざまなツールを駆使して就活に臨み、それぞれの思いや悩みをSNSに吐き出しながら就活に励む。SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする本音や自意識が、それぞれの抱く思いを複雑に交錯し、人間関係は徐々に変化していく。やがて内定をもらった「裏切り者」が現れたとき、これまで抑えられていた妬みや本音が露になり、ようやく彼らは自分を見つめ直す。 (Wikipediaより転載)
<感想>
私は就活の経験が無くて、中途採用でしか社会人経験がないので、うわあ、就活ってキツそうだなあと思いました。特に氷河期は人格否定されたようで、病みそうですね。今はSNSもあって、更に辛いだろうなと思いました。先抜けできれば良いですが、半分仲間が消えたとなると…うん、想像するだけでしんどいです。拓人ほどの毒を吐く人は珍しいでしょうが、心の闇を持っている人は多いと思うから、観ていて辛い映画でした。毒は吐けば、その分、自分にも帰ると思うので。沼に嵌るのは自業自得でしょうね。やるなら、人目に付かないところで。