堤幸彦監督。平愛梨主演、豊川悦司、常盤貴子、香川照之。浦沢直樹の同名漫画の映画化。2009年。
<ストーリー>
血の大晦日から15年後の西暦2015年。人類滅亡計画は悪魔のテロリスト、ケンヂとその仲間達の仕業とされ、それを阻止した「ともだち」は救世主と崇められていた。高校生に成長したケンヂの姪、カンナはケンヂ達を庇い、学校では問題児されている。そこで教師はカンナを「ともだちランド」へと送り込む。カンナは「ともだち」の真相究明のため、わざと優秀成績者となる。一方、「しんよげんの書」では、新宿の教会で救世主は正義のために立ち上がるが、暗殺されてしまうだろう、との予言がされていた…。
<感想>
一気に時は進んで、未来のお話となりました。カンナは高校生だし、あの仲間はバラバラだし、ケンヂは出てこないし。「ともだちランド」「しんよげんの書」と、面白いエピソードが詰まっているのですが、何だかとっても駆け足。これ、原作だと1に比べると何冊分も多いんじゃないかと思いました。見せ場は多いのに、終わってみると余り印象に残りませんでした。原作だとこんな絵なんだろうな、とかそんなことが思い浮かぶシーンが多かったです。さて、最終章を観なければ。