ペイトン・リード監督。ジム・キャリー主演、ズーイー・デシャネル、ブラッドレイ・クーパー。2008年。
<ストーリー>
銀行員のカール・アレンは、面倒な相手からの電話は出ないようにし、友人からの誘いも何かと理由をつけて断る、仕事のローンの申込みも却下ばかりという、「ノー」ばかりの後ろ向きな男。ついに親友の婚約パーティまですっぽかし、このままだと孤独死だとまで言われてしまう。さすがにまずいと思ったカールは、友人に誘われたセミナーに勇気を出して参加。そこで「全てのことに、どんなことにもイエスと答える」と約束させられてしまう。セミナー会場を出た途端、ホームレスにライドを頼まれ、携帯電話を貸してくれと言われ、お金までせびられ…しかしガス欠になり携帯は電池切れ、ガソリンを求めて歩くカールは、アリソンという女性と出会い…。
<感想>
「ノー」ばかりだった男が「イエス」と言うことで巻き起こる騒動…ジム・キャリーお得意の、大爆笑コメディです。アリソンがとても魅力的、そして何にでも興味を示し頑張るカールもなんて素敵なんでしょう。一番印象に残ったのはセミナーの様子。テレンス・スタンプが上手い!自分がその場にいたら怖〜って逃げ出していると思いますが、イエスと言うのは良い事と思えてきましたよ、すっかり洗脳されていますか。もちろん、本当に嫌なことは嫌とちゃんと言わなきゃ駄目ですけどね。
と、笑うには笑えたのですが、痛快、切ない、まではいきませんでした。ジム・キャリーの最高傑作は別にありそう…でも楽しめる映画です。