JINSEI NO YAKUSOKU  人生の約束

石橋冠監督。竹野内豊主演、江口洋介、松坂桃李、西田敏行。2016年。

人生の約束 (通常版) [DVD]

<ストーリー>
会社の拡大にしか興味の無いIT関連企業CEO・中原祐馬の携帯に、共に起業しながらも会社を追い出す形で決別してしまった、かつての親友・航平から、ここ数日、何度も着信があった。胸騒ぎを覚えた祐馬が航平の故郷へ向かうと、そこで待っていたのは予期せぬ親友の死だった。町内会長の西村玄太郎に話を聞くと、病に冒され余命僅かだった航平は、最後に曳山につながりたいと故郷の土を踏んでいた。
事態を飲み込めない祐馬が線香をあげようとするも、航平の義兄・鉄也は会社を追い出したあげく、航平からの電話を無視し続けた祐馬を許すことが出来ず、殴りかかってしまう。故人を惜しむ場が荒れるのを防いだのは、航平の忘れ形見ともいえる娘・瞳の落ち着いた対応だった。かつての親友に子どもがいたことに驚く祐馬は、自分に何か出来ることはないかと瞳に聞くと、物憂げな瞳が重たい口を開いた。「西町から四十物町の曳山を取り返してくれますか?」。
航平の故郷・富山県の新湊にある四十物町(あいものちょう)では、前代未聞の曳山譲渡に町が揺れており、約束を反故にした新興の西町に、航平は最期を迎える瞬間まで抗議をしていたのだ。
一方、東京では祐馬の会社が不正取引の疑いで強制捜査を受け、祐馬は会社や仲間だけでなく、全てを失ってしまうことに。一人になってしまった祐馬だったが、たった一つだけ残ったもの、瞳との約束を守るため再び新湊に向かうと、そこでは祭りがすぐ間近に迫っていた。(amazonより転載)

<感想>
出演者の豪華さにはビックリですが、冒頭から何が起こっているのか全くわからずで、これはドラマか何かの続編なの???というクエッションマークがずっと頭の中で飛び交っていました。登場人物の会話から懸命に人間関係を推測し、そんな状態なので、もちろん感情移入など出来るわけもなく。航平との繋がりをもっと最初にきちんと描いていたら、もっと感動できたかなー?と思います。二度目に見直したら、ああ、なるほどとよく理解できたので。お祭りのシーンはいかにも日本ぽくって良かったです。やはり良いですねー、ああいうの。