渡邉こと乃監督。岩本ナオ原作漫画の映画化。2023年。
<ストーリー>
昔々、隣り合うA国とB国はささいなことから戦争になり神様が仲裁に入る。神様はA国に国で一番美しい娘をB国の嫁に、B国は国で一番賢い若者をA国の婿にやるよう命じた。
A国の辺境に住む末の王女サーラはB国の婿を迎えるが、送られてきたのは犬だった。サーラは両国の平和のため婿が犬であったことを隠し、犬にルクマンと名付けて飼う。
B国の図書館長の息子ナランバヤルはA国の嫁を貰い受けるが、送られてきたのは猫だった。ナランバヤルは両国の平和のため嫁が猫であったことを隠し、猫にオドンチメグと名付けて飼う。
ある日、サーラの長姉レオポルディーネはサーラとB国婿を王宮に呼び出す。悩むサーラはルクマンと散歩に行った国境付近の森で偶然オドンチメグを連れたナランバヤルと出会う。サーラは身元を明かし、婿の振りをして王宮の長姉に会って欲しいと頼む。王宮でサーラの姉たちと対面したナランバヤルは左大臣サラディーンと意気投合し、A国は水が枯渇しかかっていること、B国から水を引く巨大水路を作りたいと申し出る。ナランバヤルはオドンチメグをサーラに預け、A国にとどまることになった。サーラはナランバヤルと過ごせる日がずっと続けばいいと心ひそかに願う。
サーラはナランバヤルが王都に出かけている間にいなくなったオドンチメグを探しに出かけて、B国のナランバヤルの貧しい実家を訪れる。そこへB国の族長がA国から嫁いできたナランバヤルの嫁の顔を見にやってくる。ナランバヤルが結婚していたと知ったサーラはショックを受けるが、ナランバヤルの父親に頼まれてA国嫁になりすます。サーラは族長や周囲の容姿を見下す言葉には耐えるが、族長にワインの飲み比べを挑まれた際にナランバヤルを侮辱されたため、勝負を受けて立ち飲み勝つ。サーラはその帰り道、ずっと続けばいいと願っていたナランバヤルと過ごした「昨日」までを思っていたところでナランバヤルに会い、切なさにこらえきれず涙を流す。
右大臣ピリパッパにそそのかされたA国王のラスタバン三世は王宮の王女派を疑い、B国婿を殺そうと企む。水路の設計図を持って王宮に入ったナランバヤルは命を狙われるが、周囲の助けで脱出し、駆けつけたサーラと共にA国王に対峙する。ナランバヤルはラスタバン三世を、B国と国交を開いて水路を造ることで後世に名を残せると説得し、さらにサーラに嫁が猫であることを話して誤解を解く。A国とB国は国交を結び、数十年に渡る水路工事が始まる。それから十数年後、サーラとナランバヤルの娘たちが仕事中の父親に弁当を届けに行くところで物語は幕を閉じる。(Wikipediaより転載)
<感想>
アマプラにあって気になっていた作品。ちらっと見たら、面白くて一気見。
神谷浩史さんキャラ、絶対に悪いヤツだと思ったよ〜。お姉様方は意地悪かと思いきや、そんなことは無く。
全体的にとても良い気分で観れました。
ただ王様の頭痛の原因は気になりました、大臣が悪さしていると思ったのに。