“それ”がいる森

中田秀夫監督。相葉雅紀主演、松本穂香、上原剣心。2022年。

“それ”がいる森

<ストーリー>
淳一は東京の社長令嬢と結婚し、息子も生まれたが、社長(義父)に逆らった為に会社を追われた。妻子を東京に残し、故郷の福島県でミカン農家を始める淳一。3年後、一度も会わなかった息子の一也が突然、淳一の前に現れた。中学受験のために母親によって勉強を強要される日々に嫌気が差して家出して来たのだ。
どうしても帰らないと言い張る一也を、取り敢えず、地元の小学校に編入させる淳一。クラスの男子たちに馴染めない中、おおらかな祐志と親しくなる一也。祐志は、裏山の天源森に一人で作った秘密基地に一也を招待した。
森の中で大きな銀色の物体を発見する一也と祐志。スマホは充電切れで写真は撮れず、クラスで話しても誰も信じてくれない。一也と祐志は証明のために再び天源森に入ったが、謎の怪物に襲われて、祐志が消えてしまった。
生還したが、何も覚えていないと言い張る一也。謎の怪物などと話しても、誰も信じないと心を閉ざしているのだ。天源森での警察の山狩りに参加した淳一は、無残な死体を発見した。それは、東京から逃げて来た強盗犯たちの切り裂かれた他殺体だった。
自宅の勉強部屋から行方不明になる下級生の少女・麻友。一也は「謎の怪物」を証明しようと一人で天源森に入ったが、道に迷ってしまった。夜になって、スマホのGPSを頼りに一也を探し出す淳一。信じるから話して欲しいと真剣に訴える淳一に、一也は怪物について打ち明けた。
祐志が森で落としたスマホを発見し、ぼやけた怪物の写真を手に入れる淳一。更に怪物に襲われ、その姿もはっきり目撃したが、警察や大人たちは誰も淳一の話を信じなかった。
パソコンで検索し、60年前にも天源森で似た事件があった事を知る淳一。児玉という当時の目撃者を探し出すと、老人になった彼は、誰にも信じてもらえないまま、UFOについて研究した書類を差し出した。怪物は宇宙人で、人間の大人は死体で残すが、子供はさらう。子供を食うと怪物は身体が大きく成長するのだ。
警察は怪物など信じていないが、子供の被害が多いことから、子供たちを学校に泊まらせて山狩りを始めた。そんな小学校を襲う怪物たち。さらわれた学友を助けようと怪物を追った一也だが、駆け付けた淳一と共に怪物に食われてしまった。だが、怪物は苦しんで死に、その腹を裂いて生還する淳一と一也。怪物は、淳一のミカンが感染した病気の細菌で致命的なダメージを負ったのだ。小学校を襲った怪物たちも慌てて引き上げ、UFOは飛び去った。(Wikipediaより転載)

<感想>
相葉ちゃん主演のホラーかあ、チープそうだなあ、と思ったのですが、その通りでした。
でも幽霊モノだと思っていたので、まるでB級SF洋画みたいな展開には驚きました。日本で今時、これをやるとは。
嫌な奴みたいのが実はちょっと良い奴で、しかし軒並みやられたのは、スッキリ&複雑な気分でした。
まあ、チープです。