銀座の恋の物語

蔵原惟繕監督。石原裕次郎主演、浅丘ルリ子、江利チエミ、ジェリー藤尾。1962年。

銀座の恋の物語 [DVD]

<ストーリー>
画家の伴次郎はジャズ喫茶のピアノ弾きの宮本と、銀座の裏町で一つ部屋を仕切って同居していた。窓を接したビルの洋装店「銀座屋」の針子・秋山久子が恋人だった。2人は一緒に考えた“銀座の恋の物語”を大事に胸に秘めていた。次郎と宮本は苦しい生活の中で助けあった。次郎は久子の肖像画作成に没頭した。一方宮本はバーテンたちの企みで、クラブをクビになってしまった。次郎は久子と結婚するために信州の母のところへいくことになった。帰郷のため、次郎は今まで売ろうとしなかった久子の肖像画を春山堂に売り払った。出発の日新宿へ見送りにいった久子は、横からとびだした車にはねられてしまった。久子は事故現場から姿を消したままになっていた。次郎にはやけ酒の日が続いた。ある日宮本のピアノをひきあげにきた月賦屋を次郎と宮本は悪酔いが手伝って殴り、留置所にいれられた。次郎と宮本が釈放されて帰ってみると、二人の家は消えてなくなり、「銀座屋建築用地」の立札。宮本は憤り、次郎のとめるのもきかず、何処かへ消え去った。幾週かがすぎ次郎は久し振りで宮本にあった。宮本は豪華なアパートに住み、次郎の描いた久子の肖像画をもっていた。宮本の部屋からでた次郎はデパートに流れる久子の声を耳にした。久子は記憶喪失症になっていた…。(amazonより転載)

<感想>
石原裕次郎没後30年特別企画で放送があったので、予備知識なく観ました。
銀座の町の暗さにビックリ。1962年ですものね。たこ焼き屋が銀座にいたり、とにかくそういう当時の銀座を見れるの面白かったです。デパートにはエスカレーターがまだなかったんだ、とか。
ヒロインが記憶喪失になるという、今ではもう使わない、使えない?メロドラマの王道作品でした。でも脚本の作りは荒く、当時はこんなでも良かったのか、許されたのか、という感じです。ヒロインは可愛かったです。でも私、ずっとこの人は誰?と分からなくて、もういない人なのかなあ、と思っていて、最後に名前が出なかったので、後で検索したら、浅丘ルリ子!すみません、最初に見落としていて…若い頃はこんな顔だったのですねー。全く知りませんでした。
色々発見があり、そういう意味では面白かった、楽しかったです。