SALT  ソルト

フィリップ・ノイス監督。アンジェリーナ・ジョリー主演、リーヴ・シュレイバー、キウェテル・イジョフォー。2010年。

ソルト (字幕版)

<ストーリー>
CIAで優秀な分析官として働いているイヴリン・ソルトは、かつて北朝鮮に拉致され、後に夫となるマイクに解放された過去がある。ソルトは夫を深く深く愛していた。ある日、ロシアからの亡命者オルロフを尋問することになった。彼は特殊スパイ養成機関の元教官であり、アメリカに潜伏しているロシアのスパイが訪米中のロシア大統領を暗殺すると告げた。そのスパイの名は、イヴリン・ソルト。一転、二重スパイ容疑をかけられたソルトは、夫の身を案じてCIA本部から逃走するが、自宅に既に夫の姿は無く…。

<感想>
トム・クルーズ主演で考えられていたお話だけあって、主役の活躍がスゴイです。女性がそこまでやるか〜、ロシアの養成機関は凄いなあと感心して見ました。おいおい、と突っ込みたくなるところ、ここは純粋にホラ話を楽しむ姿勢が良いかと思います。マイクの存在が切ないですが、演出的にはちょっとあっさりだったかな。ありがちなスパイ物ではありましたが、とても楽しめました。でも、半年もすると物語は忘れてしまいそうです。
ラストは続編への布石とも取れましたが、いつまでもホッとすることの出来ないソルトの悲しさを感じました。