M・ナイト・シャマラン監督。ガエル・ガルシア・ベルナル主演、ヴィッキー・クリープス。2021年。
<ストーリー>
ガイとプリスカは息子トレントと娘マドックスを連れて、離婚前の最後の家族旅行のため南国のリゾート地を訪れる。トレントとマドックスはホテルに宿泊していた警察官やダンサーと交流し、トレントはホテルのマネージャーの甥イドリブと友人になる。
翌日、一家はマネージャーに勧められてプライベートビーチに招待され、ビーチには同じくマネージャーに招待された三組(外科医チャールズと妻クリスタル、娘カーラ、母アグネスの一家。看護師ジャリンと心理学者パトリシアのカーマイケル夫妻。人気ラッパーのミッドサイズ・セダン)がいた。休暇を満喫する彼らだったが、浜辺で女性の死体を発見したことで事態が一変する。女性はセダンの知人だったことからセダンが殺人の疑いをかけられ、その間にアグネスが急死し、さらにマドックス、トレント、カーラの3人が急速に成長してティーンエイジャーになってしまう。彼らはビーチから脱出しようとするが、ビーチを離れようとすると意識を失ってしまうことが判明する。さらに各家族の少なくとも一人は何らかの基礎疾患を抱えていることも判明する。
やがてトレントとカーラは恋に落ち、カーラはトレントの子供を出産するが、鉱石の影響に順応できずに死んでしまう。悲観に暮れる中、統合失調症が悪化したチャールズがセダンを殺してしまい、脱出に向けた動きが活発化する。ジャリンは海から、カーラは崖を登って脱出を図るが、2人とも途中で意識を失い溺死・転落死し、さらにパトリシアが持病のてんかんの発作を起こして死んでしまう。その日の夜、それぞれ視力と聴力を失い始めたガイとプリスカは和解して関係を修復するが、直後にガイがチャールズに刺されてしまう。プリスカはトレントとマドックスを逃がしてチャールズに立ち向かい、浜辺に落ちていた錆びたナイフでチャールズを切りつけ、彼は錆が原因で感染症を引き起こして死んでしまう。一方、マドックスとトレントはビーチで死んだ犠牲者が書き残したノートを発見し、「ビーチを囲む鉱石の影響で急速に老化が進み24時間で一生が終わってしまうこと」「ビーチに閉じ込められた人々は何者かに監視されていたこと」を突き止める。2人は洞窟に向かうが、そこには錯乱したクリスタルがおり、彼女は低カルシウム血症が原因で死んでしまう。夜が更ける中、寿命を迎えたガイとプリスカはトレント、マドックスに看取られながら息を引き取る。
朝を迎え、ビーチには中年になったトレントとマドックスだけが取り残されていた。トレントはイドリブから渡された手紙の暗号を読み解き、「おじさんは珊瑚が嫌い」というメッセージを受け取る。2人は珊瑚の海中トンネルが脱出経路になっていることに気付き脱出を図るが、海中でマドックスの衣服が珊瑚に引っ掛かり、トレントは彼女を助けようとする。2人がいつまでも浮上しないことを確認した監視役の運転手は「ビーチの全員が死亡した」と報告し、ビーチを後にして研究所に向かい、そこではマネージャーが研究員たちに治験の成果を伝えていた。ホテルは大手製薬会社の極秘研究所であり、新薬の研究を行っていた。ビーチの鉱石の存在に気付いた製薬会社は、基礎疾患を抱える人々をホテルに招待してウェルカムドリンクに偽装した新薬を飲ませ、ビーチに誘い出して新薬の効果を監視していた。マネージャーは三組のパソコンの履歴を削除してホテルとの繋がりを消し、新たな治験者をホテルに招待する。
ホテルに到着した治験者を出迎えたマネージャーはウェルカムドリンクを飲ませようとするが、そこに現れたトレントとマドックスに阻止され、宿泊客の前でホテルの秘密を暴露される。ビーチからの脱出に成功していた2人はホテルに戻り、宿泊していた警察官に犠牲者のノートを渡して事態を説明していた。ノートに書かれていた犠牲者たちが全員行方不明になっていることが判明したため、マネージャーやホテルの従業員は全員逮捕される。警察官から製薬会社にも捜査が入ることを聞かされながら、トレントとマドックスは警察のヘリコプターで叔母の元に向かうのだった。(Wikipediaより転載)
<感想>
シャマラン好きなので観たいと思ってました。先が気になってのめり込んで観ました。ホラーなのかと思ったら、人間賛美かな。妙にしんみりしちゃいました。邦題はまんまなんですね、ここは良いタイトルを付けて欲しかったかも。