ゼロ・ダーク・サーティ  ZERO DARK THIRTY

キャスリン・ビグロー監督。ジェシカ・チャステイン主演、ジェイソン・クラーク、ジョエル・エドガートン、ジェニファー・イーリー。2012年。

ゼロ・ダーク・サーティ (字幕版)

<ストーリー>
CIA分析官のマヤは、2003年にCIAパキスタン支局に配属された。ブラック・サイトでは同僚のダンが、アメリカ同時多発テロ事件の資金調達者とされるアマールを尋問していた。マヤはダンやジェシカ、ジャック、トーマス、J.J.らとともに情報収集に取り組む。
あるときアマールは拷問から解き放たれ、豊富な食べ物と飲み物が与えられる。マヤとダンの前でアマールは「アブ・アフメド・アルクウェイティ(Abu Ahmed al-Kuwaiti)」という名前を告げた。それは以前は明かされなかったビン・ラディンの連絡係の名前であった。だが、ブラッドレイ支局長はその情報の信憑性を疑い、頻発する自爆テロの阻止を優先した。
ヨルダン当局によって買収されたアルカーイダの医師と面談し、信頼に足る人物かの判断をし情報を聞き出そうとするCIA。しかし2009年12月30日、アフガニスタンのチャップマン基地に現れた医師は身体に巻いた爆弾で自爆。これによってジェシカが死亡した。さらに、アブ・アフメドがすでに死んでいるという情報も、マヤにもたらされた。
膨大な情報の解析から、アブ・アフメドの本名「Ibrahim Sayeed」が割り出された。死亡情報は誤りだと訴えるマヤ。懐疑的だった上層部もついに折れる。ダンはアブ・アフメドの親族の電話番号を得るためにクウェートに飛び、大金が使われる。
電話の盗聴から、アブ・アフメドの居所がパキスタンだと特定された。さらに追跡を続け、アブ・アフメドがアボッターバードという町の屋敷に住んでいることが判明した。マヤはこの屋敷にビン・ラディンがいると確信する。
2011年5月2日、隠密作戦用のヘリコプター2機による奇襲作戦が決行された。ビン・ラディンは射殺され、マヤはアフガニスタンのジャラーラーバードの基地で遺体を確認する。 (Wikipediaより転載)

<感想>
ビン・ラディをいかに追い詰め、殺害したか?という実話を元にしたサスペンス映画です。拷問など、かなりエゲツないシーンから始まり、多数の被害を出しつつ、屋敷の特定へ。屋敷の観察の様子がまた、こんなに分かってしまうんだ、怖っ!という感じでした。上層部から理解が得られないなど、とても丁寧に、リアルに描かれていたと思います。長くてちょっと飽きてしまいましたが。しかし、ここまでして殺せ、殺せ、となっているのは、ちょっと狂気も感じてしまいますね。まあ、相手はテロリストなので、仕方ないのですが。